藤井新棋聖の地元・愛知県瀬戸市などでは、タイトル獲得から一夜明けた17日も歓喜に沸いていました。地元の商店街では、似顔絵入りのオムライスやスイーツも登場、そして伝統品でも快挙達成を祝いました。
ついにやってきたその瞬間…史上最年少、藤井聡太棋聖の誕生です。

瀬戸市の商店街のギャラリー:
「ばんざーい、ばんざーい!(くす玉が割られて)うおー!!」、
瀬戸市の商店街では狂喜乱舞。
瀬戸市民の女性:
「歴史が変わるって思って。ここにいられて本当に幸せでした」
瀬戸市民の男性:
「僕らも本当に応援してきて、夢が実現して、こんなに幸せなことはないなと思います」
商店街のシャッターを使う「シャッター大盤」で、3年ほどにわたり藤井新棋聖の対局を応援してきた女性は…。

シャッター大盤で応援してきた飯島さん:
「町の人たちの喜びと熱気というか、本当にいろんな人が応援していて見守っていたんだなと。藤井棋聖誕生ですね!やばーい。よかった、よかったですね…」
地元からの「棋聖」誕生を祝って、瀬戸らしく「最年少タイトル獲得、藤井聡太棋聖おめでとう」と書かれた瀬戸焼のおちょこの記念品も。

歴史的勝利から一夜明けた17日、瀬戸市役所には「藤井棋聖」誕生を祝う懸垂幕が。市民からも祝福の声とともに「王位」イトルへの期待の声があがりました。

市民の女性:
「素晴らしいね。瀬戸の誇りですよね」
別の市民の女性:
「次(王位戦)勝てば二冠?楽しみですよね」
市民の男性:
「コロナ話題ばっかりでそれ一色になっているので、その中で勇気を与えてもらえるというか。強い方もどんどん撃破されているので、王位戦もとってもらいたいなと思っています」
一方、市内の喫茶店では、オムライスにケチャップで器用に描いているのは「藤井新棋聖」の似顔絵。「棋聖」の文字もちゃんと入っています。

喫茶スマイル:
「昨日勝ってくれたので、1.5倍のジャンボオムライスを作りました。(藤井棋聖を)調べたところ、キノコが嫌い、バターライスが好きということだったので、バターライスでキノコを抜いたオムライスにしました。瀬戸に帰省(棋聖)した時に食べてください」

さらにデザートには「棋聖パフェ」も。こちらもチョコパイには藤井新棋聖の笑顔の似顔絵が入っています。

喫茶スマイル:
「初めて昨日、記者会見で笑顔を見てホッとしました。本当にかわいいですね。(Q.次は王位戦があります)大い(王位)に頑張ります!」
地元の商店街の乾物店では…。
尾張屋:
「勝つ男でカツオで、かつおの薄削り。おめでたいで鯛の煮干し。勝ってよろこんぶ」
縁起物3点を詰めあわせた「おめでとうセット」を販売。価格は末広がりの888円です。

尾張屋:
「多分タイトル総ナメして…。どこまで見れるかなとは思うんですけど。生きる楽しみが出てきています」
藤井棋聖は二冠を目指し、8月4日と5日に行われる一局2日制の王位戦第三局に臨みます。