思わず写真を撮りたくなるのがおいしそうな料理。そこでみなさんがカメラに収めた“映えるグルメ”は実際にどんな感じなのかを徹底調査。実際に食べに行ってみました。

■迫力のボリューム140g…3度美味しい「極上ひつまぶし」

 名古屋で街の人に「映えるグルメの写真を見せて下さい」とお願いしました。皆さん、どんな写真を撮っているのでしょうか。

2人組の女性:
「スモア。クッキーの上にマシュマロとチョコが乗っていて、焼かれている。三重のダンデライオンチョコレート」

別の2人組の女性:
「昨日買ったんですけど、熟タルトと言って、外はタルト生地なんですけど中はトロトロでおいしかったです。東別院にあるんですけど、アトリエブリコ。11時開店で11時に行ったけど並んでて。人気みたいでした」

別の女性:
「最近、大須にできたモンブランのお店があるんですけど。目の前でパフォーマンスがあるので、すごい魅力的だなと思って。これインスタに載せたらすごく“映える”かなと思いました」

 オシャレなスイーツを中心に早速“映えるグルメ”が次々と出てきましたが、特に気になったのが…。

男性:
「黒毛和牛ひつまぶし」


 なんとも魅力的な響きです。撮った写真を見せてもらうと…。

Q.どこのお店ですか?

男性:
「名駅の近く。『雅じゃぽ』」

 これは実際に見てみたい…というわけで、実物を調査してみることに。名駅のシンフォニー豊田ビルにお店があるとのことで行ってみました。

 和洋創作料理が人気という「雅じゃぽ」。お店のイチオシでもあるという「黒毛和牛のひつまぶし」を注文してみると、写真に負けず劣らずのインパクトでした。

おひつご飯の上に極上の黒毛和牛が、なんと140gものった贅沢な逸品。

こだわりのお肉は、61度の低温でじっくりと加熱し、旨味を閉じ込めた状態で一旦柔らかくした後、表面に焼き目が付く程度に火を入れます。

お米は契約農家が作る、大粒で弾力のある岐阜のブランド米“ハツシモ”を使用。お肉の旨味に絶妙に絡む特製のタレにつけてから細かく切り、あったかご飯の上にのせれば完成です。

まずは、そのままいただきます。

(リポート)
「お肉が柔らかくて、脂と肉汁が口の中いっぱいに広がって肉の旨味、甘みまで伝わってきます。ものすごくおいしいです」

ひつまぶしということで、続いては薬味を乗せてお出汁でいただきます。

(リポート)
「牛肉なんですけど、すごくサッパリしていて、わさびの香りと肉の触感がだし汁と合いまって、すごく心地いい感じです」

写真のインパクトに負けない味。大満足の「黒毛和牛のひつまぶし」でした。

ちなみにこちらのお店では、お店のインスタグラムをフォローすると、お肉を50%増量してくれるそうです。

■キーワードは「鮮やかさ」栄養満点 夏に食べたい絶品グルメ

 再び名古屋で、“映えるグルメ”の聞き込みを続けます。

女性:
「インスタ映えと言ったら、こんな感じですか?チキンで(チーズを)すくうみたいな感じ。『ウルトラソウル』というお店」

さらに、もう1つオススメがあるそうで…。

女性:
「これとかどうですか。キーマカレーなんですけど。全部野菜なのでとてもヘルシー。那古野小学校の跡地の給食室をそのまま使っています」


 これはどちらも気になります。せっかくなので、2つとも行ってみます。

 名古屋駅から歩いておよそ5分。教えてもらった「ウルトラソウル」は韓国料理のお店でした。早速、教えてもらった“映える名物”をいただくことに。

(リポート)
「周りにチキンがあって、中に溶ける前のチーズ。周りがチキンで囲まれてるところがインパクトが強いです」

 お店の一番人気だという、「チーズチェゴチキン」。手羽元のフライドチキンの味は、韓国風甘辛ソース・ヤンニョムなど、24種類から選ぶことができます。

そして、なんといってもチーズです。2種類のチーズを火にかけること3分。すると…

想像以上にチーズが伸びて、ビックリ。店員さんが伸ばしてくれるタイミングがシャッターチャンスということで、撮影しました。

チーズがたっぷりついたチキン、いただきます。

(リポート)
「チーズの味がしっかり、ヤンニョムソースの味もあるため、チーズとヤンニョムとチキン(の味)が合わさり、お得感があります」


食べるのが楽しくなる“映えグルメ”でした。

 続いて、教えてもらった場所に向かうと小学校が…。今は廃校になっている那古野小学校の跡地にある「yoake」。

情報通り、小学校の給食室を再利用したカフェでした。店内には当時の面影も残されていて、ノスタルジックな雰囲気が味わうことができます。

教えてもらった“映えるキーマカレー”を早速注文。登場したカレーは見た目がカラフルです。店長さんが見た目だけじゃなく味にも自信をもってオススメする、お店の一番人気メニューです。

そのこだわりは素材と手間隙。玉ねぎを飴色になるまでじっくり丁寧に炒めたら、ひよこ豆、ひき肉などをたっぷり入れ、10種類以上のスパイスを加えて仕上げます。

そこに彩りよくニンジン、紫キャベツ、豆苗などの野菜をオリーブオイルやスパイスなどで味付けしてトッピング。1度に34品目もの食材が摂れる、体にも優しいカレーになっています。

(リポート)
「キーマカレーの中にも色々入ってますし、ごはんも雑穀米で野菜も色んな種類があって、食べ応えがあります。すごく体に良いことしてる気がします」


 栄養満点のヘルシーカレーは夏バテ防止にもいいかもしれません。

 街の皆さんに教えてもらった“映えるグルメ”。食べに行ってみたら、見た目はもちろん、味も大満足のメニューばかりでした。