将棋の藤井聡太二冠。6日指された順位戦で勝利し、新年景気よく白星スタートとなりました。藤井二冠の勢いは止まらず、去年大きな反響を呼んだ雑誌「Number」に再び登場です。

 藤井聡太二冠、18歳。新年初対局は6日に大阪で指された順位戦。年の差40歳の中村修九段、58才に勝利。2021年は白星での幕開けとなりました。

藤井二冠:
「順位戦は残り二局が大事だと思っているので、結果を出せるようにがんばりたいなと思います」


 そんな中、名古屋の書店では…。

(リポート)
「入ってすぐのところに、藤井聡太二冠が表紙の『Number』が山積みです」

 スポーツ専門誌「Number」で、新年最初の表紙を飾ったのは藤井二冠。

丸善名古屋本店の店員:
「(普段は)大体20冊から30冊ほど仕入れていまして、今回は230冊仕入れています。藤井君を応援するということも込めて」


 Numberでは去年9月に初めて将棋特集が組まれ、雑誌では異例の3回の増刷、20万部以上の売り上げを記録。

 2020年最も輝いたアスリートに贈られる「Number MVP賞」も藤井二冠が獲りました。

 今年はオリンピックイヤーにもかかわらず、一体なぜ新年一発目から将棋特集第二弾が組まれることになったのでしょうか。

「Number」の宇賀編集長:
「前回本当に驚くばかりの反響をいただいて、第2弾を期待する声も大きかったので、早めにお応えしたいというのがありました。去年の藤井二冠の勝負を振り返っているんですけれど、こういう手をこういう風に指したのがどれだけすごいことかが伝わってくる記事になります。その辺が読みどころでしょうか」

 藤井二冠、正月休みの過ごし方を聞かれると…。

藤井二冠:
「のんびりした気分で対局もなかったので、普段と同じようにネットで練習対局をしたりして過ごしていました」


 そして1月17日には名古屋での対局。その意気込みは…。

藤井二冠:
「今年も名古屋対局を開催していただいて、自分にとっては励みになる機会かなと思っているので。いい将棋をお見せできるようにがんばりたいと思っています」


※画像は「Number1018号」2021年1月7日