街の人の素朴な疑問を調査します。今回は、待ち合わせスポットにもなっている名古屋市中区・栄の地下、「クリスタル広場」にあったオブジェはどこに行ったのかについて調べました。

■あのクリスタルオブジェはどこに…名古屋の待ち合わせの聖地を見守り続けたモニュメント

女性:
「ここにあったクリスタル?あれはどうなったんだろうって」

別の女性:
「なくなっちゃったからね。噴水がね。あれってどっかいったんですか?」


 名古屋の待ち合わせの定番、クリスタル広場。クリスタルのオブジェは、4年前に撤去され、もうありません。

 クリスタル広場にあったクリスタルは、果たしてどこにいったのでしょうか。

 クリスタル広場のある、サカエチカが開業したのは今から半世紀前の1969年。

 そのランドマークとして作られたのが、クリスタルオブジェでした

 初代のシャトークリスタルは、その光り輝く姿が人々を魅了しました。

 そして、名古屋の人にとって記憶に新しいオブジェは、1999年に代替わりした2代目です。

 待ち合わせの聖地を見守ってきたクリスタルのオブジェは、開業50周年のリニューアル工事に伴い、2016年に、惜しまれつつ姿を消しました。

■老舗店の主「残念だけど壊して産業廃棄物に」…クリスタルオブジェは捨てられたのか

 あのクリスタルは、一体どこへ。サカエチカの老舗店に聞いてみると…。

日本茶専門店の会長:
「それは管理事務所に…。私も気になりますよ。どこに行ったのか」

寿司店のオーナー:
「壊さないと撤去できなかったから、産業廃棄物。残念だけど」

 捨ててしまったとの声もある中、詳細を聞くために、サカエチカの管理会社へ。

 事務所で、当時の資料を見せてもらいつつ、担当者に更に詳しい資料を探してもらっていると…。

サカエチカマチの担当者:
「クリスタルの中央部分の一部、見つけました」

 オブジェのクリスタルの一部が、きれいな状態で残っていました。

 1つ1つ形が違う、ガラス製のクリスタル。

 これを約450個、2.4メートル積み上げて、モニュメントはできていました。

 クリスタル広場の撤去されたクリスタルは、一部であるものの、当時を伝えるものとして保管されていました。