新型コロナウイルスが蔓延するなか、名古屋の高級ホテルがイチゴ狩りをスイートルームでできるプランや受験生をサポートするプランなど、様々な工夫を凝らしています。

 創業85年を迎える、名古屋を代表する高級ホテルの一つ、名古屋観光ホテル。

 そのスイートルームで驚きの光景が…。

 スイートルームの一室にあったのは真っ赤に熟したイチゴ。

 さらにテントやハンモック、その名も「近場トリップ満喫!プレジデンシャルスイートでイチゴ摘み体験」。

 このイチゴは半田市にある市野園芸の「ゆめのか」。予約が入るとその日の朝に摘みたてのイチゴをホテルのスタッフが取りに行きます。

名古屋観光ホテルの担当者:
「ご家族だけで人と接することなくイチゴ狩りが楽しめるプランですから、コロナ対策にもなりつつ、ゆったりとした時間を静かに過ごすというところを楽しんでいただけたらと思います」


 新型コロナの影響でホテルの稼働率が15%と落ち込む中、新たに生まれたこのプラン。値段は通常1泊で30万2500円が7万2000円です(1日1組限定)。

 名古屋駅の名古屋マリオットアソシアホテルでは、1月から「サクラサク受験生応援プラン」を開始。

 1泊1人1万6180円からで、これまでに170組が予約。保護者同伴のケースも多いそうです。

名古屋マリオットアソシアホテルの担当者:
「コロナ禍で例年より不安を抱えている受験生を応援したいという思いから始まり、スタッフ一同全員で応援したいという気持ちの元、販売することになりました」


 ロビーには受験コンシェルジュがいて、試験会場までの交通手段の手配、行き方などきめ細かいサービス。

 部屋は広めのデスク付きで空気清浄機も完備されています。

 さらに、オプションで「合格祈願弁当」も。ホテルのシェフ特製の縁起物をいただきます。

 また、カイロやアイマスク、除菌シートに入浴剤、手書きのメッセージ入りのキットカットも。

 そしてQRコードでアクセスするとホテルのスタッフからの応援メッセージを見ることができます。

 名古屋マリオットアソシアホテルでは、「受験生の方が例年にも増して不安を抱えていると思うので、いつものペースで試験に臨んでほしい」と話しています。