東京オリンピックの切符をわずか4秒差で逃した小原怜選手。3月14日の名古屋ウィメンズマラソンでは、笑顔でのフィニッシュを目指します。
4度目の名古屋ウィメンズマラソンに挑む小原怜選手。
小原選手:
「私はそんな天才でもないですし、スピードも他の選手に比べてあるわけでもないですし。意地はあるかもしれない」
彼女にとってマラソンは、まさに試練の連続…。
2016年、リオオリンピック出場をかけた最終選考の名古屋。一度は遅れを取ったものの、後半で猛烈な追い上げを見せ、オリンピックへの思いがぶつかる壮絶なデットヒートに。
夢舞台には、わずか1秒届きませんでした。
さらに3年後、東京オリンピック代表決定レースMGCでは4秒差。
小原選手:
「あと少しなのに縮まらない距離というのは、すごくもどかしかったんですけど」
いつもわずかな差で敗れ続けてきた小原選手。今年の東京オリンピックは補欠として日本を支えます。それでも、その悔しさが再びマラソンへと向かわせ、強くさせる。
小原選手:
「できなかったら悔しいし、悔しさがあるということは、まだまだ強くなりたいから」
悔しさを味わった名古屋ウィメンズでは、「いまだに笑顔でゴールしたことがないので、それはしたいなと思う。気持ち負けしないように頑張りたい」と話しています。