コロナ禍の中で迎える2度目のお花見シーズン。愛知と岐阜では今週、ソメイヨシノの開花が発表されました。しかし、羽目を外して花見で盛り上がるわけには行きません。

 コロナ禍の自粛生活で定着した巣ごもり需要…。花見のスタイルにも影響を与えています。キーワードは「インドア花見」です。

 北海道グルメの定番「ジンギスカン」に、から揚げの「ザンギ」…。名古屋にいながら北海道気分を満喫できる、中区の居酒屋「道南農林水産部」。

 実はこの居酒屋、部屋に入ると、満開の桜がお出迎え。

 見上げれば天井一面の桜…。桜の木もあり、15万枚の花びらが敷き詰められた桜のプールまで。

(リポート)
「こうやってパッとやって写真を撮ったら、まさに春の一枚になります」

 しかし、世の中はコロナ禍。個室での飲食は感染防止の観点から好ましくないのでは…。

道南農林水産部のマネージャー:
「少人数の宴会でも楽しんでいただけるような空間を作りたいなと。『花見をしたいな』という僕たちの気持ちもありましたし、お客さんもそういうことを望んでいるのかなと」


 桜咲く個室…。もともとは宴会用の大部屋ですが、部屋に入る人数を制限し、1日3組限定の少人数用の個室にしました。

 居酒屋の中というメリットを生かした料理が、北海道直送のズワイガニ食べ放題。

 さらにジンギスカンと、オードブル、北海道産の鮭といくらが乗った特大おにぎりがついて、1人3980円。普段、生活を共にする家族で居酒屋に出かけ、アツアツの料理をいただきながらお花見を楽しめそうです。

 お出かけなしで桜を楽しみたいという人には、全国各地の桜をドローンで撮影した「オンライン花見」。

 ドローンによる撮影やコンテンツの提供を行う東京の会社が、去年桜のシーズンに全国40都府県・50か所の名所を撮影。その映像をYouTubeなどで無料で配信しています。

ドローンエンタテインメントの横田代表取締役:
「鳥のような視点を持って木の中に入ったりとか、今までに見たことない桜が見られると思うので。来年、再来年とか制限がないタイミングで、ぜひいろんな観光地だったり地方だったりとか、皆さんが行きたくなるようなきっかけを今後も作っていければなと」


※ドローンで撮影した動画と画像はドローンエンタテインメント提供