4月11日に「SKE48」の松井珠理奈さんが、13年間のアイドル生活に終わりを告げる卒業コンサートを開催しました。卒業コンサートでは48グループらしい体当たりの演出も…。この春、松井珠理奈さんは大好きなSKEを卒業し、新たなステージへ一歩を踏み出します。

■「SKEは自分の宝物」…11歳からセンターとして走り続けてきた13年間

 SKE48の絶対的エース・松井珠理奈さん(24)。4月11日、名古屋で開かれた卒業コンサート。

 涙あり、驚きの演出ありの大舞台で、華やかに送り出されたSKE最後の1期生。アイドルとして走り続けた13年間。

松井珠理奈さん:
「名古屋のSKEを広めたいという気持ちでやってきたから、SKEでいたということは、自分は宝物だと思っている」


 デビューは、AKB48初の姉妹グループとして名古屋にSKEが誕生した2008年、まだ11歳でした。

 ついたキャッチフレーズは「10年に1人の逸材」。

 デビュー後すぐに48グループの選抜メンバーとして、シングル『大声ダイヤモンド』のセンターに抜擢。

松井珠理奈さん:
「小学生だったので、事の重大さに気付いてなくて…。弱い珠理奈を見せちゃいけないと思って、家で泣いてました」

■「プレッシャーに耐えきれなく」…悲願のAKB総選挙1位獲得も長期休養へ

 13歳の時には、ドラマ『モウソウ刑事!』の主演。

 SKEとしてリリースしたシングルのほとんどでセンターを務めました。

 そして2018年、AKBグループのトップを決めるファン投票「選抜総選挙」で悲願の1位を獲得。

 しかし、その直後決めたのは、長期休養でした。

松井珠理奈さん:
「愛知県中が応援してくれて、すごくうれしかったけど、めちゃくちゃプレッシャーに耐え切れなくなってしまって…」


 常に「全力」。「チームの顔」として、メンバーを引っ張ってきました。

松井珠理奈さん:
「ストイックに、強くいなきゃと思っていたけど…。今は肩の力が抜けて。センターになってほしい子がいっぱいいるなと思った時に卒業しようと思いました」

■コンサートのタイトルは「何かが起こる!?」…ロングヘアーからショートヘアへ驚きの変身

 ついに、その日がやってきました。卒業コンサートのサブタイトルは「珠理奈卒業で何かが起こる!?」。 珠理奈さんは、ファンもメンバーも驚いた演出を仕込んでいました。

 本番中のステージ裏で、突然のイメージチェンジ。

 10センチ以上も髪をカットし、ロングヘアーをショートカットに。

松井珠理奈さん:
「卒業したら髪を切ろうと決めていたんですよ。せっかくなら、それも演出にしちゃった方が、ファンの方も楽しめるかなと」

■「地元愛知を盛り上げたい気持ちは変わらない」…SKEを巣立ち次なる人生のステージへ

 そして、クライマックス。珠理奈さん作詞の「感謝と新たな出発」への思いを歌った「Memories」です。

<Memoriesの歌詞>
「これから新しい旅に出るの トランクには大事な記憶詰めて」

松井珠理奈さん:
「ずっと、地元を盛り上げたいという気持ちは変わらないから。愛知県でいっぱいお仕事をできたら嬉しいなとすごく思っています。SKEでいたということは、自分は宝物と思っています」

ステージラストの松井珠理奈さん:
「大好き!幸せ!ありがとう~!」