三重県四日市市で男性3人が乗ったゴムボートが一時漂流し、海上保安部に救助されました。東海地方の海域には当時、海上強風警報が発令されていましたが、ゴムボートは風の影響を受けやすいということです。
5月2日、男性3人が買ったばかりの手漕ぎのゴムボートで釣りをしようと、三重県四日市の「楠(くす)漁港」を出発。しかし、直後に風に流されて沖へ漂流してしまいます。
そこで「流され帰れなくなったので救助してほしい」と118番通報し、四日市海上保安部の船が出動しておよそ40分後、漁港から3キロほど離れた沖合で発見しました。

無事救助され、ケガもありませんでしたが、男性3人は救命胴衣を着用していませんでした。
当時、海上強風警報が出ていて、風速10メートルの「傘が差せないくらい」の風が吹いていたということです。

ゴムボートは船と違い底が平面で、水面に浮いているだけの状態のため、船よりも風の影響を受けやすいということです。

四日市海上保安部は「海のレジャーでは救命胴衣の着用と天候の確認を徹底し、十分な安全対策を取ってほしい」とコメントしています。