名古屋の御園座では感染対策をとりながら、3年ぶりの上演となる「滝沢歌舞伎」が始まりました。演出は滝沢秀明さんで、主演は大人気のアイドルグループ「Snow Man」。記者会見ではメンバーが「名古屋愛」についても語ってくれました。

 オープニングで舞い落ちる桜の花びらは、なんと300万枚。「滝沢歌舞伎ZERO2021」名古屋公演が6月2日、始まりました。

 ジャニーズの滝沢秀明副社長が始めた舞台を、今、人気急上昇のアイドルグループ「Snow Man」が受け継ぎ、主演を務めています。

 タイトルにもなっている「歌舞伎」を取り入れた絢爛豪華な舞台に、激しい殺陣のアクションも見どころです。

「緊急事態宣言」のため4月・5月の東京での公演は一部中止となっていましたが、名古屋公演は感染対策をとることで3年ぶりに開催されました。

Snow Manの岩本照さん:
「自分たちがメインで御園座公演というのは初めてですし、みんなで協力してみんなが笑顔でこの期間にこの滝沢歌舞伎ZEROを見られてよかったと思えるような公演を務めてまいりたいなと思っております」

 御園座では、新型コロナの感染予防として客席数を7割に減らしたほか、入口に検温のための機械や消毒液を設置、さらに座席の下の換気扇などで常に換気しながらと、徹底した対策が取られています。

 見どころは「和のエンターテインメント」と呼ばれる華やかな演出。10トンの水が降る中での激しいダンスに、ハードな「腹筋太鼓」も。

 初日の公演前の会見では、主演を務める「Snow Man」のメンバーが名古屋愛について語りました。

佐久間大介さん:
「やっぱり名古屋といったらエビフライ食べたいです」

渡辺翔太さん:
「御園座の社長から(差し入れ)の手羽先も食べたいです」

 また、ラウールさんに「名古屋でやりたいこと」を聞いてみると…。

ラウールさん:
「昔小さい頃に家族で名古屋に来たことがあって、ナナちゃん人形がいたことだけ覚えていて。小さい頃、すごくこの子(ナナちゃん)大きいなって見ていたんですけど、たぶん今僕の方がでかいかなと思って背比べをしたいです」

「滝沢歌舞伎ZERO2021」の名古屋公演は6月27日までですが、チケットはいずれの日もすでに完売ということです。