7月22日に開幕する「東京オリンピック」は「無観客」に加え、パブリックビューイングも自粛が求められていて、「巣ごもり応援」の推奨にシフトしています。売れている関連商品を取材しました。

 名古屋市中区のスポーツバー「シューターズ」。東京オリンピックに備え準備をしていましたが…。

キッチンマネージャー:
「(お酒を)頼んだ分がキャンセルできなくて、どうしようもないです。50人くらいが入る予定で、そのために(用意していた)」

 オリンピックなどスポーツイベントで多くの人が訪れるこの店。今年は6月に2週間ほど営業しただけでした。東京オリンピックを前に、感染対策をして15日から営業再開する予定でした。

 しかし愛知県では「厳重警戒措置」が始まり、県は飲食店の時短やパブリックビューイングの自粛を要請。店は8月11日まで休業を延長することを決めました。前もって注文していた50人分のお酒は行き場を失うことに…。

キッチンマネージャー:
「つらいです。オリンピックのために準備して、盛り上げるために待っていましたが、それができなかったので残念です」


 名古屋駅西の家電量販店では…。

(リポート)
「東京オリンピックの公式グッズのコーナーもあります。帽子やタオルに加えて、Tシャツだけもこんなに種類があるんです」

ビックカメラの担当者:
「開幕が近づいてきまして、問い合わせも非常に増えております」


 東京オリンピックのオフィシャルショップ。

 自宅で使える応援グッズが売れています。マスコットキャラクターやTシャツなど、公式グッズはあわせておよそ1000種類あります。

 テレビ売り場では…。

男性:
「大きい画面で見たいですね。東京には行けないので、自宅で見る感じですね」


 売れ筋は、55インチ以上で20万円前後の大画面テレビ。スポーツの激しい動きをなめらかに映す、有機ELテレビが人気だといいます。

ビックカメラの担当者:
「6月下旬から7月上旬にかけては、昨年販売台数に比べて1割増加しております」


 このほか、全録タイプのブルーレイレコーダーやタコ焼き器、炭酸水メーカーなど調理家電も人気です。

 オリンピックは「巣ごもり応援」、そんなスタイルが主流になっています。