オンブズ東海
活動報告
「オンブズ東海」第8回委員会 概要
- <日 時>
- 2013年12月3日(火) 午後3時25分~午後4時55分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 神尾隆委員長 河村雅隆委員 橋本修三委員 内田優社長 春田亮介取締役
委員会では、10月に発足した「コンプライアンス責任者会議」、10月末から放送している昼の帯ドラマのチェック体制、番組やイベントについての視聴者等からの意見・苦情への対応、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
コンプライアンス責任者会議について
- 8月に解散した「東海テレビ再生委員会」に代わるコンプライアンスや放送倫理に関する議論の場として、また「オンブズ東海」と東海テレビをつなぐパイプ役としての役割を担うべく「コンプライアンス責任者会議」が10月に発足
- 11月25日に第1回委員会を開催し、10月末から放送の昼の帯ドラマのチェック体制、ヒヤリ・ハット事例、個人情報の取り扱いなどについて情報共有
以上の内容について報告しました。
ドラマのチェック体制について
- 10月末から放送されているドラマについて、昨年放送のドラマの性表現に視聴者から多数の批判が寄せられた反省に基づき、チェック体制を改善して制作、放送
- 上記ドラマの性表現について視聴者から寄せられた意見の概要
以上の内容について報告しました。
再生の取り組み
- 11月に情報セキュリティ、個人情報保護に関する内部監査を実施
- コンプライアンスや放送倫理について啓発を図るための定期的な社内報の内容
- 社内コミュニケーション活性化の取り組みなど
以上の内容について報告しました。
岩手を中心とした東北支援
- 10月に開催した「東海テレビわんだほ感謝祭2013」で、昨年に引き続き東北物産販売コーナーを設置
- ニュースや情報番組で東北関連の内容を放送
- 昨年に引き続き岩手産新米の社内販売を実施
以上の内容について報告しました。
視聴者等からの意見や苦情、その対応
- 8月~11月に視聴者等からいただいた番組やイベントに対する電話やメールの件数
- 番組プレゼントで、ホームページに応募が殺到して一時的に受付画面が表示できなくなるトラブルが発生し、苦情が寄せられたため、ホームページにお断りを掲載して対応、など3件
以上の内容について報告しました。
BPOの動きについて
局のインタビュー音声を無断使用した事案が、放送倫理検証委員会で審議入りなど、5事案について紹介しました。
また、以上の報告内容について、委員から当社の放送倫理違反や人権侵害等の指摘はありませんでした。
委員からの主な意見
今年10月末から放送のドラマに関して
- 多数の視聴者から批判が寄せられた昨年のドラマから学んだことで、今回のドラマは性表現には相当配慮しているように感じた。今回は手法や程度について慎重になっていると思う
- 視聴者から「下品」「子供には見せられない」「過激」などが主な意見として寄せられているのは気になる
- 視聴者からの反応を予想した上で制作するのはいいと思うが、例えば注意喚起のために、番組冒頭に「子供に不適切な映像があるのでご注意ください」などのテロップを流すのも一つの方法ではないか
- 必ずしも性表現が一切だめということではないが、程度、品位が問われることになると思う
- 制作過程で「女性の視点で内容を確認する」ことがあってもいいのではないか
オンブズ東海委員が今年12月末で2年間の任期を満了するのを受け、委員全員の意向を確認の上、来年1月からも2年の任期でオンブズ東海の委員を務めていただくことが確認されました。