オンブズ東海
活動報告
「オンブズ東海」第10回委員会 概要
- <日 時>
- 2014年6月3日(火) 午後3時00分~午後4時10分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 神尾隆委員長 河村雅隆委員 橋本修三委員 内田優社長 春田亮介取締役
委員会では、3月に開催した「第3回放送人研修会」、5月に開催した「第3回コンプライアンス責任者会議」や視聴者等からの意見・苦情への対応、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
第3回コンプライアンス責任者会議について
- 各部署からの報告事項
- 各部署から報告があったヒヤリ・ハット事例
- 1年の取り組みをまとめた報告書の発行スケジュールや今後のCSR活動、など
以上の内容について報告しました。
再生の取り組み
- 3月に「第3回放送人研修会」を実施し、従業員・協力スタッフ合わせて254人の参加があったことや、研修会の内容、参加者の感想
- 今年8月に開催する「放送倫理を考える日」関連の行事予定
- コンプライアンスや放送倫理について啓発を図るための定期的な社内報の内容、など
以上の内容について報告しました。
岩手を中心とした東北支援
- 3月11日周辺にニュースで被災地関連企画を多数放送
- 3月11日に放送の情報番組で「いわて復興応援バスツアー」や名古屋の東北物産店などを放送
- 2月に当社制作の音楽番組が岩手県で無料ライブを開催し、そのもようを3月に2度放送するとともに、岩手でも放送、など
以上の放送を通じた東北支援について報告しました。
視聴者等からの意見や苦情、その対応
- 3月~5月に視聴者等からいただいた番組やイベントに対する電話やメールの件数
- 5月放送の番組の新聞テレビ表記が間違っていたため視聴者から問い合わせが寄せられた件など、2件
以上の内容について報告しました。
BPOの動きについて
- バラエティ番組で対決内容偽造が判明した事案について放送倫理検証委員会が「重大な放送倫理違反」と意見を出したなど、5事案について紹介しました。
また、以上の報告内容について、委員から当社の放送倫理違反や人権侵害等の指摘はありませんでした。
委員からの主な意見
- 各部署の所属長が一斉に集まるコンプライアンス責任者会議で、幅広く様々な問題点について話し合うのは、危機管理の第一歩であり、大変大事なことである
- 被害者の顔写真を放送する場合、遺族の同意を得ることが難しい場合もあるが、実名報道の原則から放送する責任があるという「放送する側のスタンス」をはっきり決めておいたほうがよいのではないか
- よく40~50歳の被害者で高校卒業時の写真が使われていることがあるが、同一性がつかないほどの古い写真を出した場合、真実を伝えるという実名報道の主旨にそぐわないのではないか
- 最近、運転中のドライバーにインタビューする場面をテレビでよく見かけるが、危険だし大丈夫だろうかと思うことがある。ドライバーの安全には十分配慮してほしい