オンブズ東海
活動報告
「オンブズ東海」第11回委員会 概要
- <日 時>
- 2014年9月2日(火) 午後3時00分~午後4時10分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 神尾隆委員長 河村雅隆委員 橋本修三委員 内田優社長 春田亮介取締役
委員会では、7月~8月にかけて行われた「放送倫理を考える日」関連の行事、8月に開催した「第4回コンプライアンス責任者会議」や視聴者等からの意見・苦情への対応、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
「放送倫理を考える日」関連の行事について
- 7月に「放送倫理を考える月間」として各部署で放送倫理に関する勉強会やミーティングを開催
- 8月4日に「放送倫理を考える全社集会」を開催。従業員、協力会社スタッフ312人が参加し、放送倫理に関する各部署の日頃の取り組みを報告した
- 冊子「東海テレビ この一年の取り組み2014」を発行するとともに、ホームページでも公開した、など
以上の内容について報告しました。
「第4回コンプライアンス責任者会議」について
- 各部署からの報告事項
- 各部署から報告があったヒヤリ・ハット事例
- 今後のCSR活動の予定、など
以上の内容について報告しました。
再生の取り組み
- コンプライアンスや放送倫理について啓発を図るための定期的な社内報の内容、など
以上の内容について報告しました。
岩手を中心とした東北支援
- 昨年に引き続き、8月に内田社長が岩手のJA、県庁を訪問し、東海テレビのこの一年の取り組みをご説明した
- 7月22日放送の情報番組で「夏の岩手の旅」の魅力を紹介、8月29日の情報番組に岩手県の特産品をPRする「いわて純情むすめ」が生出演し、農産物や観光の魅力を紹介、など
以上の放送を通じた東北支援について報告しました。
視聴者等からの意見や苦情、その対応
- 6月~8月に視聴者等からいただいた番組やイベントに対する電話やメールの件数
- 7月に放送予定だった深夜のアニメが、その直前に起きた事件を想起させる内容であることから、その回の放送を中止したことに対して視聴者から抗議などの意見が寄せられた、など3件
以上の内容について報告しました。
BPOの動きについて
- “全聾の作曲家”佐村河内守氏を取り上げた7番組が放送倫理検証委員会で審理入りが決定した事案など、3事案について紹介しました。
以上の内容について紹介しました。
また、以上の報告内容について、委員から当社の放送倫理違反や人権侵害等の指摘はありませんでした。
委員からの主な意見
- 8月の「放送倫理を考える全社集会」では各部署の発表者が真剣に実感のこもった報告をしていた。技術部門の人が考査基準なども把握して送出チェックをしたり、視聴者対応経験者が視聴者の声を意識した番組編成を心掛けたりするなど、どの報告者も部署の枠を超えて日常の業務に取り組んでいることが共通していた。こうした場を設けるのは大変いい事なので今後も続けて欲しい。
- 「ぴーかん問題」を知らないスタッフがどんどん増えている。「放送倫理を考える日」関連の行事は今後も形式的にならぬように継続して、どうしてああいう問題が起きたのかをきちんと伝えていくことが大事だ。
- 部や担当を横断した形で定期的に放送人研修を自主的に行っている部署があると聞いた。「放送倫理を考える日」とは役割や位置付けが違うので、こちらも継続的して欲しい。
- 事件を想起させるからアニメの放送をやめるというのも一つの方法かもしれないが、その前にこうしたアニメを放送すること自体に問題があるのでは?他にも児童ポルノ的なアニメもある。アニメに対する放送倫理の基準が甘くなっているのではないか?
