オンブズ東海
活動報告
「オンブズ東海」第13回委員会 概要
- <日 時>
- 2015年3月3日(火) 午後3時00分~午後4時10分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 神尾隆委員長 河村雅隆委員 橋本修三委員 内田優社長 春田亮介取締役 技術局長
委員会では、「新経営計画」の策定、昨年10月に起きた放送中断事故の原因、2月に開催した「第6回コンプライアンス責任者会議」や視聴者等からの意見・苦情への対応、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
「新経営計画」の骨子について
- 4月から3年間にわたり実施する「新経営計画」を策定した。“放送の公共性、公益性の自覚”と“社会的使命感と高い倫理観を持つこと”を基本理念のトップに掲げ、“地域最良の局”を目指すことを前回の計画から引き継いだ。具体的な基本方針として“安全な制作体制”“コンプライアンスの推進と放送倫理教育の徹底”を重視し、“被災地支援”もこれまで同様行い被災者の皆さんに寄り添う放送を続ける
以上の内容について報告しました。
放送中断事故の原因について
- 昨年10月28日に起きた停波による放送中断事故について、メーカーから原因報告があり、今回の事故は、送信機の中の部品が不具合を起こした可能性が高いと説明を受けた
- 再発予防策として、検知回路を増やすことで異常を早く検知し、速やかに予備機に切り替える体制を構築することとした
以上の内容について、技術局長が報告しました。
「第6回コンプライアンス責任者会議」について
- この回からグループ会社の総務系担当者にも出席してもらい、コンプライアンスについての意識共有を図ることとした
- マイナンバー制度への対応
- 各部のヒヤリ・ハット事案 など
以上の内容について報告しました。
再生の取り組み
- 著作権侵害説明会、放送倫理研修会の開催
- 9月~12月に実施した内部監査結果
- グループ会社の情報セキュリティ強化の支援
- コンプライアンスや放送倫理について啓発を図るための定期的な社内報の発行、など
以上の内容について報告しました。
岩手を中心とした東北支援
- ニュースや情報番組、ドキュメンタリー、キャンペーンCMで、東北の物産や観光名所、東海地方に避難している被災者の現状、震災の教訓などを紹介
以上の内容について報告しました。
視聴者等からの意見や苦情、その対応
- 11月~2月に視聴者等から寄せられた番組やイベントに対する電話やメールの件数と、視聴者の意見への対応
以上の内容について報告しました。
BPOの動きについて
- 九州川内原発の報道について放送倫理検証委員会が「放送倫理違反」と意見を出した、など2事案
以上の内容について紹介しました。
また、以上の報告内容について、委員から当社の放送倫理違反や人権侵害等の指摘はありませんでした。
委員からの主な意見
- 確認不足によるミスが複数発生したが、取材時や編集時にしっかりチェックして欲しい
- 資料映像を使用する場合は、原則として必ず「資料映像」であることを示すこと、再使用する場合は放映に当たって再度確認することを徹底して欲しい
- 問題が起こるのを防ぐには、東海テレビとグループ会社、その他の社外スタッフがコミュニケーションをしっかりとり、コンプライアンスについての意識を同じレベルにしておく必要がある
