オンブズ東海
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活動報告

「オンブズ東海」第18回委員会 概要

<日 時>
2016年6月13日(月) 午後4時10分~午後5時15分
<場 所>
東海テレビ本社
<出席者>
神尾隆委員長 橋本修三委員 東珠実委員 内田優社長 春田亮介取締役

委員会では今年8月に予定している「放送倫理を考える日」関連行事の内容、4月に行った社外アドバイザーとの意見交換会や6月に開催した「第11回コンプライアンス責任者会議」、最近の社会貢献活動の取り組み、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。 
議事の概要は以下の通りです。

会社側からの主な報告

社外アドバイザーとの意見交換会について

  • メディアに関する専門的知見を仰ぎ放送倫理の更なる向上を目指すため平成25年から社外アドバイザーを委託している上智大学の音好宏教授と、4月に意見交換会を行い、放送倫理やコンプライアンスに関する継続的な取り組みについて評価をいただくと同時に今後も不断の努力が必要、などのアドバイスを受けた。

以上の内容について報告しました。

今年の「放送倫理を考える日」関連の行事について

  • 7月を「放送倫理を考える月間」として各部署で勉強会などを開催する
  • 番組制作に携わる従業員・社外スタッフを対象に、法律的観点から番組制作について考える「放送人研修会」を開催する
  • 8月に「放送倫理を考える全社集会」を開催。各部局が取り組みを報告する
  • この1年の取り組みをまとめた報告書を作成し、ホームページで公開する
  • 再生の取り組みについての全社アンケートを実施中

以上の内容について報告しました。

「第11回コンプライアンス責任者会議」について

  • 各部署からのミス、ヒヤリハット案件など

以上の内容について報告しました。

社会貢献活動の取り組みについて

  • 今年3月から6月までに行った出張授業や新聞音読講座、食育出前授業、大学院への連続講座、熊本地震や東日本大震災の被災地への災害義援金募集など

以上の内容について報告しました。

岩手を中心とした東北支援

  • 震災から5年を迎える3月11日を中心に、報道特別番組や情報番組、ニュースなどで放送した震災復興企画、3月以降の東北支援に関するニュースの内容と件数

以上の内容について報告しました。

番組やイベントについて

  • 3月以降の視聴者からの意見や問い合わせの件数
  • 昼の帯ドラマが終了し、4月から土曜日23時台でのドラマがスタート
  • 3月放送のドキュメンタリー番組「人生フルーツ~ある建築家と雑木林のものがたり~」が「放送文化基金賞」のテレビエンターテインメント部門で最優秀賞を受賞

以上の内容について報告しました。

BPOの動きについて

  • 放送人権委員会が「人権侵害には当たらないが放送倫理上問題あり」と見解を出した事案など、2事案。

以上の内容について紹介しました。

また、以上の報告内容について、委員から当社の放送倫理違反や人権侵害等の指摘はありませんでした。

委員からの主な意見

  • 毎年8月に「放送倫理を考える全社集会」を開催して皆が意識を持つことは意義がある。一年の総括という意味で今後も是非続けて欲しい。マンネリ化しない工夫は必要。
  • 「放送倫理を考える全社集会」では、各部署が「こんな失敗をした」など、全社で共有すべきヒヤリ・ハットを積極的に報告して、集会を意義あるものにしてほしい。
  • この1年の取り組みをまとめた報告書はホームページで公開するだけでなく、なるべく多くの人に見て貰えるよう広報してほしい。また、ポイントをまとめた概要版を作るなどの方法も今後検討して欲しい。
  • SNSにまつわるトラブルやミスを防ぐために、チェックを強化するだけではなく、番組公式ツイッターへの投稿で使う携帯電話の使用方法についてのルール化を図る必要がある。
  • スタジオに携帯電話を持ち込まないルールを徹底するための方策を検討する必要がある。