オンブズ東海
活動報告
「オンブズ東海」第21回委員会 概要
- <日 時>
- 2017年3月13日(月) 午後4時10分~午後5時15分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 神尾隆委員長 橋本修三委員 東珠実委員 内田優社長 春田亮介取締役
委員会では、2月に開催した「平成28年度下期放送人研修会」や3月に開催した「第14回コンプライアンス責任者会議」、内部通報制度とソーシャルメディア利用ガイドラインの改定案、最近の社会貢献活動の取り組み、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。 議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
「平成28年度下期放送人研修会」について
- 2月に元フジテレビプロデューサーで現在多角的メディア事業を手掛ける吉田正樹氏を講師に迎え、これからのテレビのあり方、放送人の心得などをテーマに開催した。従業員、グループ会社・協力会社スタッフなど217人が参加。
- 参加者のアンケート結果では「テレビマンとして忘れてはならない事を、経験を通して分かり易く伝えていただいた」など「非常に参考になった」「参考になった」という感想が多かった。
以上の内容について報告しました。
内部通報制度の改定について
- 呼称をソフトな呼び名に改め、相談内容も間口を広げ、場合によっては匿名通報も受け付けるなど、利用しやすいルールに変更する。今年4月から実施予定。
以上の内容について報告しました。
SNS利用ガイドラインの改定案について
- 個人アカウントの発信について注意すべき点を中心に、具体的な事項を多数盛り込んだものに変更する。今年4月から実施予定。
以上の内容について報告しました。
「第14回コンプライアンス責任者会議」について
- 各部署からのヒヤリハット案件に基づき、番組制作やイベントなどでの注意喚起
以上の内容について報告しました。
社会貢献活動の取り組みについて
- 12月から3月までに実施する社内見学や新聞音読講座、出張授業の回数と内容
- 被災松を使用した楽器を作り被災地の記憶を音で繋げる活動を名古屋市と進めている
以上の内容について紹介しました。
岩手を中心とした東北支援
- 震災から6年目を迎える被災地の復興の様子を伝える企画など、12月以降の東北支援に関するニュースや情報番組の内容と件数
以上の内容について紹介しました。
BPOの動きについて
- 放送人権委員会が「表現上の配慮や収録時の配慮、多元的な視点によるチェックが欠けていた」と審議意見を出した事案など、5事案
以上の内容について紹介しました。
また、以上の報告内容について、委員から当社の放送倫理違反や人権侵害等の指摘はありませんでした。
委員からの主な意見
- 2月の研修会には大勢の人が参加して、いつものように真剣に聞いていると感じた。講師の選定も毎回工夫され、多種多様な方のお話を聞くことができるので非常に参考になっていると思う。こうした研修会を今後も是非続けていただきたい。
- 最近は内部通報が一定件数あることがむしろ風通しのいい会社であるという評価もされるようになってきた。相談しやすくするための今回の改定は、いい方向に進んでいると評価できる。今後ルールの改定について、対象となる全員に周知徹底していただきたい。
- ソーシャルメディアで炎上するケースが多数起きているが、個人アカウントでは瞬間的な判断で表現が行き過ぎて炎上してしまう怖さもある。「ここまでは良いがここからはだめ」という枠をきちんと決めるべき。