オンブズ東海
活動報告
「オンブズ東海」第25回委員会 概要
- <日 時>
- 2018年3月12日(月) 午後3時00分~午後4時15分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 坂井克彦委員長 橋本修三委員 東珠実委員
※東委員は欠席のため、ご意見を反映しました。 - <社 側>
- 内田優社長 春田亮介常務取締役
委員会では1月に発生した放送中断事故、2月にモザイク未処理のまま放送した事案、2月に開催した「平成29年度放送人研修会」、3月に開催した「第18回コンプライアンス責任者会議」、最近の社会貢献活動の取り組み、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
放送中断事故について
- 1月8日に起きた放送中断事故の原因、復旧対応、視聴者への対応、再発防止策など
以上の内容について報告しました。
モザイク未処理事案について
- 2月にニュース企画でモザイクが一部未処理のまま放送した事案の経緯と原因、再発防止策など
以上の内容について報告しました。
「平成29年度下期放送人研修会」について
- 2月にBuzzFeedJapan創刊編集長の古田大輔氏を講師に迎え、『フェイクニュースとメディア』をテーマに「平成29年度下期放送人研修会」を開催し、従業員やグループ会社・協力会社スタッフ計221人が参加した。
- 参加者のアンケートでは、『フェイクニュースに対する認識の甘さに気づかされた』など「非常に参考になった」「参考になった」という感想が多かった。
以上の内容について報告しました。
「第18回コンプライアンス責任者会議」について
- 各部署からのミス、ヒヤリ・ハット案件や、1月に実施した標的型メール訓練結果、平成29年度の個人情報・情報セキュリティに関する内部監査結果の総括、社会貢献活動、BPO案件などについて各部署の所属長が情報共有した。
以上の内容について報告しました。
社会貢献活動の取り組みについて
- 12月から2月までに実施した社内見学や新聞音読講座、食育出前授業など
以上の内容について報告しました。
岩手を中心とした東北支援
- 震災から7年目を迎える被災地の復興の様子を伝える企画など、12月以降の東北支援に関するニュースや情報番組の内容と件数
以上の内容について報告しました。
BPOの動きについて
- 放送倫理検証委員会で審議結果が出された事案、放送人権委員会で審理結果が出された事案、審理入りした事案など
以上の内容について報告しました。
委員からの主な意見
- 3年前にも放送中断事故が起きており、最近は他の地域でも度々起きている。今後このような事故が起きぬよう、十分に気をつけていただきたい。事故時の対応マニュアルを充実させるだけでなく訓練も行うべき。
- 視聴者に対し、放送中断事故で番組を視聴できなかった事で不利益が生じていないか更に丁寧に検討し、必要に応じて適切な処理をしていただきたい。
- モザイクが一部未処理のまま放送し、結果として取材対象者との約束を破ったことは極めて大きな問題。視聴者に対しても信頼を失墜させるものとして深刻にとらえて欲しい。再発防止策をしっかり構築して、順守されるような仕組みとして欲しい。
- 放送人研修会では、ネットに興味を持っているつもりでも知らなかった話も多く、新鮮で興味深い内容であった。
- 自社の未公表情報について、関係者にはいつ公表予定か等を正確に丁寧に伝え、慎重に取り扱うよう注意していただきたい。
