オンブズ東海
「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。
【オンブズ東海委員(敬称略)】
- 委員長 坂井 克彦
- (株)中日新聞社 相談役
- 委 員 橋本 修三
- 橋本法律事務所 弁護士
- 委 員 東 珠実
- 椙山女学園大学現代マネジメント学部 教授
【オンブズ東海の主な活動】
- 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
- 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
- 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査
活動報告
「オンブズ東海」第31回委員会 概要
- <日 時>
- 2019年9月9日(月) 午後3時00分~午後4時15分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 坂井克彦委員長 橋本修三委員 東珠実委員 小島浩資社長 春田亮介専務取締役
委員会では今年7月~8月に開催した「放送倫理を考える日」関連行事の内容、8月に開催した「第24回コンプライアンス責任者会議」、最近の社会貢献活動の取り組み、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。 議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
今年の「放送倫理を考える日」関連の行事について
- 7月を「放送倫理を考える月間」として各部署で勉強会などを開催。
- 7月25日に「多様性と報道~LGBTを中心に~」をテーマに「2019年度上期放送人研修会」を開催し、従業員、グループ会社、協力会社スタッフ等243人が参加。
- 8月2日に「放送倫理を考える全社集会」を開催。従業員、グループ会社、協力会社スタッフ等359人が参加。番組制作現場やイベントの担当者が放送倫理向上の取り組みやヒヤリ・ハットについて報告。
- 8月4日に報告書「東海テレビこの1年の取り組み2019」を弊社ホームページにて公開。
以上の内容について報告しました。
「第24回コンプライアンス責任者会議」について
- 各部署からの報告案件や、下請法関連で放送局が注意すべき点、SNSの安全な管理・運用法などについて情報共有。
以上の内容について報告しました。
社会貢献活動の取り組みについて
- 今年6月から8月までに行った社内見学や新聞音読講座、出張授業。
以上の内容について報告しました。
岩手を中心とした東北支援
- 7月末に小島社長が岩手の県庁、JAを訪問し、東海テレビの1年間の取り組みを報告するとともに今後も放送・イベントを通じて支援を継続していくことを説明。
- 6月以降の東北支援に関するニュースや情報番組、バラエティ番組の内容と件数。
以上の内容について報告しました。
BPOの動きについて
- 放送倫理検証委員会で「放送倫理違反があった」と審議結果が出た事案、新たに審議入りした事案、放送人権委員会で審理入りした事案。
以上の内容について報告しました。
委員からの主な意見
- 毎年「放送倫理を考える月間」「放送人研修会」「全社集会」を行い、「この一年の取り組み」を発行しているのは意義深い。今後もぜひ継続して欲しい。
- 全社集会は、時間設定も含め多くの人が参加しやすい方法を考えて欲しい。また、マンネリ化しないよう、今後の形を十分に考えるべき。
- 研修会は放送に直結する内容だけでなく、LGBTの基本的な部分が丁寧に解説されていて良かった。今後も幅広いテーマや、長期的なシリーズ化など工夫して欲しい。
- LGBTについては、報道する際の配慮だけでなく社内での受入れ態勢の整備も進めて、まずは自分たちの仲間の中に優しい環境を作るべき。
- 小さなミスが重なって重大な事故が起こらぬよう、それぞれの過程の担当者によるチェックを確実に行ってほしい。
第32回委員会は2019年12月に開催を予定しています。
