オンブズ東海
「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。
【オンブズ東海委員(敬称略)】
- 委員長 坂井 克彦
- (株)中日新聞社 相談役
- 委 員 橋本 修三
- 橋本法律事務所 弁護士
- 委 員 東 珠実
- 椙山女学園大学現代マネジメント学部 教授
【オンブズ東海の主な活動】
- 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
- 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
- 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査
活動報告
「オンブズ東海」第33回委員会 概要
- <日 時>
- 2020年3月9日(月) 午後2時50分~午後3時50分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 坂井克彦委員長 橋本修三委員 東珠実委員 小島浩資社長 春田亮介専務取締役
委員会では、新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中、報道機関としての使命を守り放送事業を継続するために当社で講じている対応策の内容について会社側から報告しました。また、3月に開催した「第22回コンプライアンス責任者会議」、最近の社会貢献活動の取り組み、岩手を中心とした東北支援の取り組み、BPOの動きなどについても報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
新型コロナウイルス感染症対策について
- 新型コロナウイルス感染症対応マニュアルを作成し社内周知
- 「新型コロナウイルス対策室」を設置
- 対策の具体的内容 など
「第26回コンプライアンス責任者会議」について
- 新型コロナウイルス対策の周知
- 2月に実施の標的型メール訓練の結果報告と、昨今のコンピュータウイルスについての注意喚起 など
社会貢献活動の取り組みについて
- 昨年12月から2月までに行った社内見学や出張授業や新聞音読講座
岩手を中心とした東北支援
- 昨年12月以降の東北支援に関する番組の内容と件数
BPOの動きについて
- 放送倫理検証委員会で審議結果が出された事案など
以上の内容について紹介しました。
委員からの主な意見
- 新型コロナウイルス感染症について相当の対応策がなされていると感じるが、どれだけ準備しても予期せぬことは起こりうる。他の放送局とも情報共有して万全の備えをしていただきたい。
- 新型コロナウイルスについては、プライバシー侵害や風評被害につながらぬよう配慮しながら、必要な情報はできる限り報道して感染拡大を防ぐことが重要ではないだろうか。
- BPO事案を見ると、最近テレビ全体の傾向として性別などへの差別が散見される。メディアは人々の意識に大きな影響を与えるのでご注意いただきたい。
第34回委員会は2020年6月に開催を予定しています。
