オンブズ東海
「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。
【オンブズ東海委員(敬称略)】
- 委員長 坂井 克彦
- (株)中日新聞社 相談役
- 委 員 橋本 修三
- 橋本法律事務所 弁護士
- 委 員 東 珠実
- 椙山女学園大学現代マネジメント学部 教授
【オンブズ東海の主な活動】
- 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
- 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
- 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査
活動報告
「オンブズ東海」第34回委員会 概要
- <日 時>
- 2020年6月8日(月) 午後2時55分~午後4時5分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 坂井克彦委員長 橋本修三委員 東珠実委員 小島浩資社長 春田亮介専務取締役
委員会では、新型コロナウイルス感染症対策の続報について、また3月に開催した「第17回コンプライアンス委員会」、5月の「第27回コンプライアンス責任者会議」、7、8月に開催予定の「放送倫理を考える日」関連行事の内容、2019年度に実施した「業務リスク調査」、最近の社会貢献活動や岩手を中心とした東北支援の取り組みなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
新型コロナウイルス感染症対策(続報)について
- 4月10日、東海三県独自の緊急事態宣言に伴い「新型コロナウイルス対策本部」を設置
- 在宅勤務や時差出勤の推進、県外の出演者はリモート出演、など全社的な感染症対策の内容 など
「第17回コンプライアンス委員会」「第27回コンプライアンス責任者会議」について
- 新型コロナウイルス感染症対策
- 職場におけるハラスメント防止について など
今年の「放送倫理を考える日」関連の行事について
- 7月を「放送倫理を考える月間」として、各部で放送倫理について考える時間を設ける
- 毎年8月に行っている「放送倫理を考える全社集会」について、開催方法等を検討中である
- この1年の取り組みをまとめた報告書を作成し、ホームページで公開する
「業務リスク調査2019」について
- 概要と調査結果
社会貢献活動の取り組みについて
- 3月から5月までの社内見学、新聞音読講座、出張授業などの取り組みについて、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため予定されていた行事の多くが中止や延期となった
- 外出を控える高齢者のために椅子に座ってできる簡単な体操動画を中日新聞の協力を得て制作し、新聞音読サイトで紹介
岩手を中心とした東北支援
- 3月以降の東北支援に関するニュースの内容と件数
BPOの動きについて
- 放送倫理検証委員会で審議結果が出された事案、審議入りした事案など
以上の内容について紹介しました。
委員からの主な意見
- 新型コロナ感染症対策を機に、メディアの仕事の在り方も変えていく必要があるのではないか。
- テレワーク導入の成果を検証し、仕事の省力化を含め、より良い方向になるよう考えてもらいたい。
- ハラスメントは立場によりどうしても認識の違いが出る。ハラスメントに該当するかしないかの様々な具体例を全社員に周知することで、理解を深め防止につなげてほしい。
- SNSでの誹謗中傷や風評被害が問題になっている。番組制作においても、SNS被害のきっかけを作らぬよう、十分な注意が必要である。
- リスク管理は内部統制の「肝」。それぞれの部署でリスクと対応方法を全員で議論して、一人ひとりが自分の問題として考えることが必要である。また関連する部署とも議論を重ねて問題点を認識するなど、「深く」「継続的」な作業が欠かせない。
第35回委員会は2020年9月に開催を予定しています。
