オンブズ東海
「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。
【オンブズ東海委員(敬称略)】
- 委員長 坂井 克彦
- (株)中日新聞社 相談役
- 委 員 橋本 修三
- 橋本法律事務所 弁護士
- 委 員 東 珠実
- 椙山女学園大学現代マネジメント学部 教授
【オンブズ東海の主な活動】
- 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
- 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
- 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査
活動報告
「オンブズ東海」第40回委員会 概要
- <日 時>
- 2021年12月13日(月) 午後4時00分~午後5時10分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 坂井克彦委員長 橋本修三委員 東珠実委員 小島浩資社長 祖父江茂樹常務取締役
委員会では、新型コロナウイルス感染症対策の続報、11月開催の「コンプライアンス責任者会議」、12月開催の「2021年度放送人研修会」、最近のSDGs活動・社会貢献活動・岩手を中心とした東北支援の取り組みなどについて会社側から報告し、委員と意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
新型コロナウイルス感染症対策(続報)について
- 東海3県に3度目の緊急事態宣言が出されたことに伴い、全従業員への注意喚起と感染対策の徹底を呼び掛けたことや、番組制作における基本スタンスなど9月以降の主な対策。
「第33回コンプライアンス責任者会議」について
- 各部からの報告。
- 12月は「職場のハラスメント撲滅月間」であることを紹介。厚生労働省の研修動画を出席者全員で視聴し、職場のハラスメントには周囲が声を上げて注意を促すことができる、風通しの良い職場になるようお願いした。
「放送人研修会」について
- 12月6日に「2021年度放送人研修会」をオンラインで開催し、BPO放送倫理検証委員会のメンバー3人を講師に、「放送における差別表現と番組制作」をテーマに講演をして頂いた。
- 参加できなかった人にもイントラネットで配信して全員が見られるように周知した。
SDGsの取り組みについて
- 「ニュースOne」で9月以降に放送したSDGs企画「ミライノニュース」の内容。
- 秋に開催されたゴルフトーナメント「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」と「バンテリン東海クラシック」での取り組み。
- 本社正面玄関にペットボトルキャップの回収容器を設置し、スタートから11か月弱でワクチン代100人分相当に換算できるキャップを回収、窓口となっているNPO法人から感謝状を授与。
社会貢献活動の取り組みについて
- 消毒・換気・検温など感染対策の徹底を確認した上で、9月以降に実施したアナウンサーによる「食育授業」や音読イベントなど。
岩手を中心とした東北支援
- 岩手県産の新米「ひとめぼれ」「銀河のしずく」の社内販売を今年も実施。
- 9月以降の東北支援に関するニュースや情報番組の内容と件数。
- 新型コロナウイルスが落ち着き、社長が2年ぶりに岩手県庁やJA岩手県中央会など岩手県を訪問したこと。
BPOの動きについて
- 青少年委員会で審議中の事案や新たに放送倫理検証委員会で審議入りとなった事案。
以上の内容について報告しました。
委員からの主な意見
- 引き続き感染対策を取りながら業務を進めてほしい。
- 放送基準第12条に抵触しないように番組をチェックすることは、大変な作業だが、選挙結果が左右されないよう、より細心の注意を払ってほしい。
- 投稿された映像について放送した後の反響を予測するのは難しいが、万一に備え迅速に対応できる体制を今まで以上に整えておくことも重要。
- 差別の問題は、繰り返し研修をすることに意味がある。
- コロナ禍でオンライン研修する機会が増えたのは良いこと。今後も続けて活用してほしい。
- SDGsについて、色々と取り組んでいて良いと思う。
- キャップ回収は、わかりやすく、みんなが取り組める。回収容器を玄関に設置して、社外の方にも目に触れるようにしているのは良い取り組み。また、ワクチン代が100人分を突破したが、社内にも成果を伝えるためには“見える化”が必要で、今後もさらに社内にマインドを伝え、協力に広がりを持たせることが重要。
- SDGsは今やどこの企業でも取り組んでいる。学生たちが就職先を決める際、企業が形だけでなく、きっちり取り組んでいるかどうかが、企業を選択するポイントになっている。
第41回委員会は2022年3月に開催を予定しています。