オンブズ東海
「オンブズ東海」は、第三者の視点から東海テレビの放送やイベント等に対し広く論評し、監視することで、放送倫理の向上、視聴者の皆さまとの信頼関係の構築に寄与することを目的に設置しました。
【オンブズ東海委員(敬称略)】(2022年7月1日~)
- 委 員 橋本 修三
- 橋本法律事務所 弁護士
- 委 員 東 珠実
- 椙山女学園大学現代マネジメント学部 教授
- 委 員 臼田 信行
- (株)中日新聞社 常務取締役
【オンブズ東海の主な活動】
- 人権侵害の有無、東海テレビの放送やイベント等に対する論評や点検
- 制作者が自らの良心に従って番組を制作することの担保
- 視聴者や制作スタッフ、広告主などへのアンケート調査
活動報告
「オンブズ東海」第42回委員会 概要
- <日 時>
- 2022年6月13日(月) 午後3時00分~午後4時10分
- <場 所>
- 東海テレビ本社
- <出席者>
- 橋本修三委員 東珠実委員 小島浩資社長 祖父江茂樹常務
委員会では、新型コロナウイルス感染症対策の続報、5月開催の「コンプライアンス責任者会議」、7・8月に開催予定の「放送倫理を考える日」関連行事、2021年度「業務リスク調査」、SDGs活動や最近の社会貢献活動、岩手を中心とした東北支援の取り組みなどについて会社側から報告し、委員との意見交換を行いました。
議事の概要は以下の通りです。
会社側からの主な報告
「第35回コンプライアンス責任者会議」について
- 各部からの報告
- 6月1日に公益通報者保護法が改正されるのを受け、現行の「通報制度」に関する規程を改め、新たな「内部通報規程」を制定した など
今年の「放送倫理を考える日」関連の行事について
- 7月を「放送倫理を考える月間」として、各部で放送倫理などについて考える時間を設定
- 8月4日に3年ぶりとなる全社集会を検討
- この1年の取り組みをまとめた報告書を作成し、8月にホームページで公開
「業務リスク調査2021」について
- 概要と調査結果
SDGsの取り組みについて
- 3月以降に放送したSDGs企画「ミライノニュース」の内容
- 東海テレビの夕方のニュース番組を4月にリニューアルし、番組タイトルにSDGsカラーを取り入れたほか、スタジオセットにも廃材などを利用し、「持続可能」をコンセプトにしたこと など
社会貢献活動の取り組みについて
- 3月以降、新型コロナウイルス感染防止に十分留意して実施した絵本の読み聞かせイベント など
岩手を中心とした東北支援
- 3月以降の東北支援に関する単発番組やニュース、情報番組の内容と件数
BPOの動きについて
- 青少年委員会が審議した『「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解』、放送倫理検証委員会が審議した事案に対する委員長談話の公表について
以上の内容について報告しました。
委員からの主な意見
- 公益通報者保護法の改正に伴い、早めに内部通報制度の見直しをするのは良いことだ。
- 通報体制を整備しても実効性が伴わなくては意味がない。通報があった場合、会社側がしっかり調査し対応することが大事になる。風通しが良く透明性が高い運用に心がけてほしい。
- 昨年、キー局に対しBPOで放送倫理違反があったとされた民族差別に関わる案件で、当該局はかつて同様の事案の発生を受け勉強会も開いていたが、その後、継承されていなかったと聞いている。全社集会を愚直に続けることは大切なことだと改めて感じる。
- 以前は、夜に実施していた全社集会を、勤務時間中にするのは非常に良いことだと思う。
- リスク調査では、過去の調査結果を閲覧でき、また現状の問題点が確認できるようになっているのは、事故の発生予防の観点から効果的だと思う。
- SDGsの取り組みについては、スタジオをSDGs仕様にして東海テレビの姿勢を視聴者にわかるようにしたのは、良い取り組みだと思う。
第43回委員会は2022年9月に開催を予定しています。