第450回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
平成18年6月13日(火)
2.出席者
出席委員
多賀潤一郎委員長、山川皓副委員長、赤崎まき子委員、石塚正孝委員、坂井克彦委員、鈴木英介委員、福和伸夫委員、矢崎藍委員、山内昇三委員、山内拓男委員
社側出席
佐藤卓男専務取締役、山内公明取締役編成局長、淺野碩也取締役報道制作局長、木村高志取締役事業スポーツ局長、広中幹男番組審議局長、中根康邦報道制作局次長兼報道部長、斎藤潤一報道制作局報道部ディレクター
3.議 題
- 「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」〔5月29日(日)25時49分~26時45分放送〕
- 東海テレビの放送、テレビ放送全般について
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(5月分)
- その他
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 45年経過している事件の再審請求が認められるまでの弁護団の努力、特別面会人の証言など丁寧に取材された見ごたえのある作品であった
- 今までタブー視されてきた裁判所の縦社会の内幕、裁判所制度の問題に注目したのは画期的な作品であった
- 過去の貴重な映像で構成されており事件を知らない人でも理解できる分かりやすい内容であった
- 陪審制度導入など日本の裁判制度について真剣に考えなければならない時代であり、番組は司法制度の問題点を考え直すよいきっかけになった
- マスコミ報道によって事件の被疑者は社会罰を与えられるような風潮になっているが、マスコミの責任は重いと改めて考えさせられた
- 事件が分かりやすく描いてあったが、なぜ奥西被告が犯人とされた背景や理由が物足りないように思った
等、活発な発言が相次ぎました