第552回 東海テレビ放送番組審議会

1.開催日

平成27年10月13日(火)

2.出席者

出席委員

北川薫委員長、千先宣樹副委員長、浅田剛夫委員、大松利幸委員、金子慎委員、後藤ひとみ委員、佐藤健委員、成瀬伸子委員、松原和弘委員、山岡耕春委員

社側出席

石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、中嶋保雄取締役報道局長、古橋明取締役編成局長、春田亮介取締役総務局長、鶴啓二郎役員待遇制作局長、祖父江茂樹スポーツ局長、平光治コンプライアンス推進局長、若林輝彦スポーツ局スポーツ部長、三浦稔 東海テレビプロダクションディレクター

3.議 題

  1. 10月改編、放送番組の種別、青少年向け番組について
  2. 世界への約束 リオへの+0.8 体操 寺本明日香 ~地元アスリート密着ドキュメンタリー~
    (平成27年9月14日(月)25:10~25:40)を審議
  3. 報告:
    ①「自社キャンペーンCM」について
    ②局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(9月分)

4.議事の概要

1.10月改編

全国ネット昼ドラマは、5年前に離婚した元の妻が、ある日突然外資系ファンドから上司として送り込まれて展開するラブコメディ「別れたら好きな人」▽愛知県出身の福田彩乃さん司会で、東海地方の文化芸能やグルメまで、新鮮な情報を楽しくお届けする娯楽情報番組「福田彩乃のハツモノ」がスタートすること 等を報告しました

青少年向け番組

「すくすくぽん!」「祭人魂」「スタイルプラス」「VS嵐」「GO!GO!チャギントン」「ボクらの時代」「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」の8番組の指定を報告しました

放送番組の種別

4月-9月期の番組の分類ごとの放送時間と10月期の番組の分類、4月-9月期のCMの放送時間量を報告しました

2.審議番組について委員からは

  • 最初「+0.8」とは何だろうと思ったが、視聴者を引き付けるには良い「仕掛け」だと思った。車で送り迎えを受ける寺本選手がシーンがあったが、周囲の協力がなければアスリートは生まれないと強く感じた。
  • ケガに対する恐怖心を封印し、新しい技へ転換を図った決断力に感服した。新たな技に切り替えるまでの葛藤と決断、その後の努力がよくまとまっていた。
  • 新たな技に挑戦するプロセスでたくさん話を引き出し、競技に対する取り組み方や考え方を、寺本選手が率直に語っているのが魅力になっていた。
  • 「跳馬」一本に絞り込んだことで、体操競技の厳しさ、寺本選手の競技への真摯な姿勢が浮き彫りにされていた。「ケガが怖い」「毎日動くと怖い、動かないと体力が落ちる。その調整が難しい」など、一流アスリートが本音を語るインタビューは心に響いた。
  • 会場が違うと踏切板も別のものになるなど、違った環境に順応するには緻密な自己管理が必要だが、こうした現実と向き合いながら自己管理しているのはすごいと思った。一方、30分という時間のためか、心の苦しさの描き方が少し弱いように感じた。
  • 全体として、起承転結がうまく出来上がっていた。番組構成上のうまさもそうだが、寺本選手の成長過程も同様なのだと思う。しかし、非常にきれいな起承転結で構成されているために、逆に出来過ぎているという印象も若干あった。
  • 番組最後の「チュソビチナが自分に合っていた」という言葉は、試練を前向きに受け止められる段階に来た寺本選手の成長をうまく表現していた。放送時間が深夜だったことはやや残念で、中学生や高校生などにも見てもらいたい番組だと思った。

等、貴重な意見をいただきました

3.

  • ①社側から自社キャンペーン「戦争を、考えつづける」が、第55回ACC CM FESTIVALのフィルム部門で総務大臣賞、日本民間放送連盟賞のCM部門で優秀を受賞したことを報告しました
  • ②社側から9月1カ月間に電話・文書・メールで局に寄せられた、2,134件にのぼる視聴者からの意見・苦情等の概要を報告しました