第558回 東海テレビ放送番組審議会

1.開催日

平成28年4月12日(火)

2.出席者

出席委員

浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、臼田信行委員、大松利幸委員、金子慎委員、川谷陽子委員、佐藤健委員、福谷朋子委員、松原和弘委員、山岡耕春委員

社側出席

石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、中嶋保雄取締役報道局長、古橋明取締役編成局長、春田亮介取締役総務局長、鶴啓二郎役員待遇制作局長、祖父江茂樹スポーツ局長、平光治コンプライアンス推進局長、伏原健之報道局報道部担当部長ディレクター、村田敦崇東海テレビプロダクションカメラマン

3.議 題

  1. 委員長、副委員長の選出
  2. 4月改編、青少年向け番組、放送番組の種別について
  3. 「人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり」
    平成28年3月20日(日)16:00~17:25放送(85分番組)を審議
  4. 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(3月分)

4.議事の概要

1.委員長に浅田剛夫委員、副委員長に後藤ひとみ委員を選任しました

2.4月改編

昼の「ライオンのごきげんよう」と東海テレビ制作の帯ドラマが終了し、「バイキング」と「直撃LIVE グッディ!」がそれぞれ放送時間を拡大。東海テレビ制作のドラマは「オトナの土ドラ」として土曜日23時40分から放送。改編率は全日帯20.1%、ゴールデンタイム36.3%、プライムタイム36.8%となったこと等を報告しました。

青少年向け番組

「すくすくぽん!」「祭人魂」「ドラHOT+」「VS嵐」「ライオンのグータッチ」「ボクらの時代」「ミライ☆モンスター」「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」の9番組を青少年向け番組に指定したことを報告しました。

放送番組の種別

10月-3月期の番組の分類ごとの放送時間と4月期の番組の分類、10月-3月期のCMの放送時間量を報告しました。

3.審議番組について委員からは

  • 自然とともに生きる津端修一さん英子さん夫婦のライフスタイルを好意的に描いているが、それを押し付けることもなく、夫婦の生きざまを冷静に紹介する内容が好ましく感じた。
  • 高蔵寺ニュータウン計画が伊勢湾台風の被害と関係があることを初めて知った。
  • 温かみのある樹木希林さんのナレーションが抑制的で説得力があり、心地よかった。
  • 「風が吹けば枯葉が落ちる、枯葉が落ちれば土が肥える、土が肥えれば果実が実る」というメッセージに、自分たちが自然の中で生かされているということに改めて気がついた。
  • 夫婦二人が生きている姿を描いているので、副題は「ある建築家」ではなく「ある建築家夫婦」としてもよかったのではないか。
  • 津端さんが亡くなったシーンがあれほど自然に撮影できているのがすごい、遺族との信頼関係もなければ放送できないと思った。
  • 津端さんが亡くなったシーンの後に、佐賀・伊万里のクリニック建設計画の様子を紹介することで、津端さんの仕事ぶりや人柄など強調したいことを表現しており、番組の構成が工夫されていた。
  • 一緒に見ていた親戚の子供が「僕、こういうおじいちゃんになる」と話していたが、子どもも学べる魅力的な内容だった

等、貴重なご意見をいただきました

4.社側から3月の1カ月間に、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、2,439件の意見の概要を報告しました