第630回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
山岡耕春委員長、後藤ひとみ副委員長、石川仁志委員、岡田さや加委員、桂文我委員、鈴木孝昌委員、武田健太郎委員、竹松千華委員、福谷朋子委員、水谷仁委員
社側出席
小島浩資代表取締役社長、祖父江茂樹常務取締役(コンプライアンス担当)、倉知哲也取締役編成局長、岡田健嗣取締役報道局長、片島豊久役員待遇スポーツ局長、梅村育宏コンプライアンス推進局長、横田誠制作局長、市野直親制作局東京制作部長、松本圭右制作局東京制作部プロデューサー
3.議 題
- 「東海テレビ放送 放送基準」の改正について
- 土ドラ「最高のオバハン中島ハルコ」(第1話)
2022年10月8日(土)23:40~24:35放送(55分番組)
を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(10月分)
- その他
4.議事の概要
1.「東海テレビ放送 放送基準」の改正について
「民放連 放送基準」が一部改正されるのに伴い、「東海テレビ放送 放送基準」の改正を審議。全会一致で社側の諮問通り答申され、2023年4月1日から施行されることが承認されました。
前回、全体的な見直しを行った2014年以降の社会の変化、特に人権意識の一層の高まりや、価値観の多様化に対応することなどを目的とした改正で、全条文のおよそ3分の1を変更します。
2.審議番組について委員からは
- 岐阜県を舞台として、豪華なモーニングや関市の刃物など、日頃からなじみのあるものや関わりの深い場所がドラマで全国放送されたことをうれしく思った。
- 前のシーズンに比べて、悪を成敗し弱きを助けるというテーマ性がより強くなって、物語がシンプルになる一方でパワーアップした印象を受けた。
- 主演の大地真央さんは、派手な衣装とメイクが非常によく合っていて嫌味もなく、大きなイメージチェンジをして新たな魅力を発見できた。
- 第1話のテーマの関市の刀鍛治の伝統をどう守っていくかについては、後継者の問題や資金の問題などいろいろな課題が浮き彫りになっていると思った。
- 今の時代の閉塞感や無力感を吹き飛ばしてくれるような非常に楽しい番組になっているが、不快に思う人が出るかもしれないぎりぎりの表現をしていると思った。
- 大地真央さんの圧倒的な美しさあってこその傲慢でマイペースな役だと思うが、せりふを聞いていて楽しくなく、愛すべきキャラクターとして見られなかった。
- 所々出てくるつぶやきの吹き出しは良い工夫だと思ったが、大きな画面で見ないと分からない情報や音声のない文字だけの情報は中途半端に感じた。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- 今回は岐阜県が舞台で、様々な企業、行政、フィルムコミッションなどの協力を得て番組が成立し、迫力のある映像を撮影することができた。
- ドラマ化にあたっては原作のキャラクターを「水戸黄門」型に変え、原作者の林真理子さんやみんなに喜んでもらったこともあり、2作目はその路線をさらに強くした。
- 漫画化された主人公が非常にスタイリッシュだったため、コミカルな一方でメッセージを強く押し出していけるのは大地真央さんしかいないと思ってキャスティングした。
等、番組について説明しました。
3.
社側から10月の電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた問い合わせや苦情等の概要、「BPO報告」№244の概要等を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、
11月27日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)