第634回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
山岡耕春委員長、後藤ひとみ副委員長、石川仁志委員、岡田さや加委員、桂文我委員、鈴木孝昌委員、武田健太郎委員、竹松千華委員、福谷朋子委員、水谷仁委員
社側出席
小島浩資代表取締役社長、祖父江茂樹常務取締役(コンプライアンス担当)、倉知哲也取締役編成局長、岡田健嗣取締役報道局長、片島豊久役員待遇スポーツ局長、梅村育宏コンプライアンス推進局長、横田誠制作局長、戸松準制作局制作部長、鵜澤龍臣制作局制作部プロデューサー、片本武志報道局報道部プロデューサー
3.議 題
- 「東海テレビ開局65周年記念 世界のヤバすぎ!?プライスクイズ」2023年2月12日(日)16:05~17:20放送(75分番組)を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(2月分)
- その他 「ロシアのウクライナ侵攻から1年『NEWS ONE』及びテレビ報道について思うこと」
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- テーマが多岐にわたり、海外まで取材の幅を広げたことで、これまで知らなかった様々な娯楽や職業などを知ることができた。
- 番組がリズミカルに進んで、飽きることなく気楽に見ることができた。クイズの部分の時間配分も良く、軽快な印象につながっていた。
- それぞれのネタが興味深く、印象に残る良い選択だった。火山バンジーも日本にはないすごい企画で、冒頭で紹介するには良いネタだった。
- チョコレートプラネットの2人は司会やコメントがうまく、ギャル曽根さんをはじめとした出演者も好感度が高く良かった。
- ネタの数が多かったためか、ワンパターンな展開が繰り返されて徐々に飽きてくる感じで、最後の方のネタは時間が長く感じた。
- 通貨価値の違いを考慮しないなど値段の比較に疑問を感じるものがあり、常識で考えれば分かるものも多く、クイズが作り込まれていないと感じた。
- ワニやライオンなど危険な動物と触れ合っている様子が出てきたが、危険な動物であることや安全に飼育していることをもっと強調する必要があったのではないか。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- 海外ロケが可能になったので、ロケの部分を厚くして見ごたえのある長いVTRを作ったほか、海外とつないだリモートロケをしたり、資料映像に追加取材をしたりして、番組に盛り込んだ。
- 世界には面白いネタがまだたくさんあるので、スタジオ部分も含めて内容を精査して、ブラッシュアップしていきたい。
等、番組について説明しました。
2.
社側から2月の電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた問い合わせや苦情等の概要、「BPO報告」№248の概要等を報告しました。
3.議題について委員から
- 東海地方に避難しているウクライナ人、日本に長く住むロシア人の言葉を通じて、戦争が今も続いていて、多くの人が苦しんでいることを改めて感じることができた。
- ウクライナの問題は経済的なことだけではなく、生きている人間に起こっていることだということが切実感を持って伝わってくる報道が少ないように感じている。
- ワンパターンの報道ではなく、いろんな角度からこの戦争の意味や悲惨さを報道してほしい。この戦争がいつどうやって終わるのかを探っていくような報道を期待したい。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- ウクライナの現地取材は難しいこともあり、東海地方でウクライナ人やロシア人を取材することで、戦争被害の悲惨さを報道し続けたい。
- 取材対象者と信頼関係を築きながら、いいところだけでなく負の部分をしっかり描くように取材をした。今後も様々な切り口を考えて、視聴者に興味を持ってもらえるウクライナ関連のニュースを放送したい。
等、番組について説明しました。
本番組審議会の議事概要は、
3月26日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)