第645回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
山岡耕春委員長、後藤ひとみ副委員長、石川仁志委員、岡田さや加委員、桂文我委員、鈴木孝昌委員、武田健太郎委員、竹松千華委員、福谷朋子委員、水谷仁委員
社側出席
小島浩資代表取締役社長、祖父江茂樹専務取締役(総括・コンプライアンス担当)、林泰敬常務取締役(営業担当)、深川辰巳取締役総合編成担当、岡田健嗣取締役報道局長、青黄昭彦役員待遇総合編成局長、梅村育宏コンプライアンス推進局長、森脇淳スポーツ局長、安藤英裕制作局長
3.議 題
- 「放送全般に関する意見 ~今のテレビ・これからのテレビについて思うこと~」を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(2月分)
- その他
4.議事の概要
1.議題について委員からは
- インターネットや配信コンテンツでは、自分と違う考えの人や異なる世界で生きている人を知らないままになる可能性がある。テレビを通じて価値観や常識を更新している人はたくさんいると思う。
- 多くの人にタイムリーに情報を発信する機能は、テレビに勝るものはない。これからも政治、経済、社会に関するニュースの報道に力を入れてほしい。
- 東海テレビはドキュメンタリーが優れているので、配信コンテンツに負けない番組、20年後、30年後にも見てもらえる番組を作ってほしい。
- 時代が進んで価値観が多様化しているので、番組作りの焦点が絞りにくくなっていると思う。エンターテインメントは萎縮することなく元気に、ローカル情報はしっかり地元に根を張って魅力を発信してほしい。
- スマートフォンの普及で情報はインターネットの方が早いが、政治、事件、震災の報道は、テレビならではの役割があると思う。
- 良い番組を作るのは大事だが、インターネット上で見てもらうための工夫も必要だと思う。東海テレビのコンテンツが目立つように戦略を持って取り組んでほしい。
- 過去に見た重いテーマを取り上げた番組は、見る側も一緒に考える余白がある双方向の内容で、好感を持った。これからも独自の感性で個性が際立つ番組を期待している。
- テレビは人を結びつける大きな役割がある。みんなで同じ番組を見て感想を述べ合い、気持ちを分かち合う社会が健全だと思うので、良い社会を守るためにがんばってほしい。
- テレビがつまらなくなったと言われる要因は、バラエティー番組の問題だと思う。テレビの存在意義が問われている今だからこそ、視聴者のほうを向いた番組作りに立ち返ることが求められているのではないか。
- テレビが良かった時代はいつだったのか、何がそれを変えたのかを知ることが社会を考えることになる。人の生きざまに触れる番組に期待したいし、ニュースやドキュメンタリーを大事にしてほしい。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- 1990年代からローカル情報番組が全国に広がり、いろいろなジャンルの番組が出そろった2000年頃が、テレビの豊かさの一つのピークではないかと思う。
- 時間や場所から解放された若者がインターネットに行くのは止められないので、そこと共存していくことがテレビの今後の形だと思う。
- この地方や社会に貢献し、勇気や感動を与える会社であり続けたいと考えているので、信頼という財産を大切にして、激流の中を生き残っていきたい。
などと説明しました。
2.
社側から2月に電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた問い合わせや苦情等の概要を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、
3月24日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)