岡島佐代子(68)
丘みつ子

 智子の母。夫の死後、突然、「同じお墓に入りたくない」と言い出し、智子を唖然とさせる。理想の夫婦に見えた二人だが、実は佐代子は胸に渦巻くどす黒い感情を秘めていたのだ。智子の価値観がひとつ、またひとつ崩れていく。その後、佐代子はしばしば浅倉家に現れ、なおも自分の価値観を押しつけようとする。智子は初めて反発。「わたしがお母さんに教わったのは上辺を繕うことだけ。大事なことは何ひとつ教わっていない!」そしてその間違いを今、香織に対し繰り返しているのだと気づき、智子は愕然となる。