03 石川伸一郎さん(藤堂賢吾役)4月19日(月)更新

――“ドッキリ”だと思った
 今回出演させていただくことは、本当に突然決まったので、なかなか自分の中で現実味を感じられず、顔合わせの日までは“ドッキリ”じゃないかと思っていました(笑)。

 昼ドラを今までじっくり見たことはないのですが、このドラマは一般的に言われている“ドロドロ愛情劇”であっても、それぞれのキャラクターの目的がちゃんとあって、その使命を全うして生きていこうとする中で起こる障害をきちんと描いた人間ドラマだと思いました。藤堂という男も野心家ではありますが、もともとは孤児だったという裏付けがあったり、それぞれのキャラクターのバックボーンがしっかりあるのです。

 孤児である藤堂は、昭和12年という貧富の差が激しい時代背景から察しても、非常に悲惨な幼少生活を送っていたと思います。とにかく金を手に入れて、金持ち達を見下してやりたいという野心が彼の核になっているのも、そんな生い立ちによるものでしょう。
――藤堂は自分とはまったくかけ離れた人間
 僕自身は笑い上戸だし、相手を蹴落としてでも這い上がろうとするような野心家タイプではないので、藤堂はまったくかけ離れた人格ですね。本番で撮った後、モニターでその画面をチェックしていると、藤堂を演じているのが自分だとは思えなくて、おかしくなってしまうほどです。監督やプロデューサーの意見を聞きながら、現場で藤堂という男が生まれているという感じです。

 でも藤堂は自分が孤児で辛い思いを経験しているからこそ、藍子ちゃんに対する愛情のかけ方などは、ただの策略ではなく本心なのではないかと思っています。自分が大切に思うものは一生懸命大事にするというスタンスは、僕自身も共感できますね。僕が女性だったら、真彦よりも藤堂派です(笑)。「紅子も藤堂の方がいいんじゃないの」って言いたくなってしまうことがあります。
――素晴らしい共演者たち
 紅子は、藤堂が期待する反応をことごとく面白い形で裏切ってくれる女性。予測不能だからこそ惹かれてしまうのだと思います。一人で全部背負い込もうとする判断力、強さも、逆に守ってあげたくなったり、追いかけたくなってしまうのでしょう。

 安達さんはまさに紅子、ですね。子供のようなかわいらしい顔なのに、包容力があって、すごい方だなって思います。現場がとてもいい雰囲気なのも、安達さんがいつもメイクルームにいて皆とコミュニケーションを取っていたり、周囲にさりげなく気遣っているからではないでしょうか。そんなところは尊敬してしまいます。そういう気持ちを紅子への思いとシンクロさせて、役作りしていますね。

 芝居上一番からみが多いのは赤座さんなのですが、赤座さんは現場を“やりやすい空気感”にしてくださいます。また、スタッフにも的確な意見をおっしゃったり、わからないことがあると気軽に教えてフォローしてくださったり…。大御所の方なのに、気を遣わせない言い方をなさるので、本当に素晴らしい方だと思います。
――鳥羽君と男同志の対決シーンに気合!
 鳥羽君とは10年ぶりの共演になります。昔はもっとシャイな人だと思っていましたが、今回久し振りに再会し、鳥羽君に対するイメージが変わりました。彼は今メイクルームのマスコット的存在なんですよ(笑)。ポーカーフェイスのような表情ですごいボケを言ったりするので、いつも大爆笑の渦です。
 今回お話をいただいた時、鳥羽君とまた共演できるということが、一番うれしかったことでした。今後男同志の対決シーンもありますし、この10年間自分の中で成長してきたものを出し切って、鳥羽君とぶつかり合いたいなと思っています。だから鳥羽君とのシーンはかなり気合が入っていますね!

 脚本をいただくと、早く続きが見たいと思うような面白い物語なので、そんな面白い本を面白い映像に変えられるよう、キャストとスタッフみんなと協力して頑張っていきたいと思っています。ぜひ毎日楽しみにテレビの前で待っていてください!!
石川伸一郎オフィシャルブログ「SHINICHIROGRAPHY」
http://ameblo.jp/ishikawa-shinichiro/

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