愛知県の東三河地方唯一の百貨店、豊橋市の「ほの国百貨店」。来年春に閉店することになりました。

 豊橋駅前の大通りに面した「ほの国百貨店」。豊橋産のうなぎにヤマサのちくわなど、地元の名産品が並ぶお歳暮コーナーでは、商戦に向けてまさに出陣式が行われていました。しかしそこで…。

挨拶する従業員:
「一言ここで私に与えられた時間として、申し上げたいと思います。私たちは非常に不安な日々を、これから4か月以上送ることになります。この100人が職を失うということは、非常に重たいことだと私は感じています」

 挨拶した従業員から出たのは将来を不安視する声…。セレモニーのあと林恭吾社長が「ほの国百貨店」の閉店について、取材に対して次のように話しました。

林社長:
「(Q.閉店の方向で…?)そうですね。お客様等に迷惑をかけないうちに営業を終了するというのが一番の得策だろうという形です」

 ほの国百貨店の前身は1974年に丸栄のグループ会社として開店した「豊橋丸栄」。その後不振が続き2010年に独立。負債を切り離したうえで地元密着を掲げ、経営再建を進めてきました。

 しかし売り上げは伸び悩み、今年2月期の決算まで3年連続の赤字に。こうした状況から閉店を決断したとみられます。

 東京商工リサーチによりますと、負債総額はおよそ16億9000万円におよぶということです。豊橋の街を長年見守ってきた百貨店が閉店することに、市民は…。

豊橋市民:
「寂しくなるわね。だんだん豊橋が寂しくなる」

別の市民:
「西武があった時の方が同じ百貨店同士で、その方が活気があったような気がするんですよ」

 14日と15日の閉店後に約150人の従業員に説明した上で、15日会見を開き正式に発表するということです。
(最終更新:2019/11/14 18:18)