フィットネスクラブが取り組んでいる、社会貢献活動の輪が広がっています。キーワードは「主婦の力」、どんな活動なのか取材しました。

 女性専用のフィットネスクラブ『カーブス』。皆さん熱心に健康のための運動やダイエットに励んでいます。しかしその傍らには…。

(リポート)
「皆さんがトレーニングをしているスタジオの片隅には、食品が山積みになって置いてあります」

 パスタに、カレーのルー。そしてカロリーが気になるお菓子も。一体どういうわけかというと…?

スタッフ:
「フードドライブで会員の皆さんが、ご自宅から持って来てくださって集めたものになります。ちょっとずつ集まってきたんですけど、今日お店に来たらすごい集まっていたので、皆さんの優しい思いがすごいうれしいなって思いました」

 フードドライブとは、家庭で余っている食べ物を持ち寄り、障がい者施設や母子家庭支援施設など必要としている人に届ける活動のこと。

 このフィットネスクラブが始めた理由は、全国47都道府県にいる約86万人の会員さんの9割以上が、家庭の台所を切り盛りする40代以上の主婦であるため。

女性会員:
「使おうと思って買ったんだけど、使わないかなって思って。(特売日に)買いすぎちゃったかな(笑)」

別の女性会員:
「サバ缶もブームでいっぱい買ったけど、食べきれなかった」

 ブームに乗ってまとめ買いしたものの食べきれなかった食品や、特売日に「お値打ちだ」とつい買いすぎて余ってしまった食品などを持ち込む人も。さらには…。

女性会員:
「お餅なんだけど、こっそり食べようと思ったら食べきれんかったから、まあいいやって。賞味期限もまだ長いから」

 お正月に買いこんだお餅を持ってくる人も…。

 2007年から、家庭での食品ロス削減につながり、生活に困った人の支援にもなると始めた取り組みは徐々に浸透していき、去年は256トンの食品が集まりました。

女性会員たち:
「毎年フードドライブあるから意識はしてます」
「皆さん協力してみえるから『私も協力しなくっちゃ、探してでも持ってこよう』って」
「近くで、自分の通っている所でやってくださるのは一番いい」

 この時期に食品を集める理由は、お正月用に買い込んで食べきれなかった食品や使い切れなかったお歳暮が出るためです。

スタッフ:
「元々は11月に開催していたんですけども、会員の皆さまからお声をいただきまして、『年明けの方が持ってきやすい』という方が多かったので、変更させていただきました」

 「家にあるもの」を利用して「いつもの場所で」社会貢献。活動の輪はどんどんと広がっています。

 このフィットネスクラブ・カーブスに持ち込めるのは、賞味期限が今年の5月1日より先で常温保存ができて未開封の食料品。また、会員でなくても受け付けてくれるということです。
(最終更新:2020/01/22 18:14)