名古屋のメーカー「リンナイ」が製造するガス式の衣類乾燥機『乾太くん』。最近、売れ行きが爆発的に伸びているんです。人気の理由を取材しました。

 話題のガス乾燥機『乾太くん』をモニターとして使い始めて半年ほどが経つ夫婦…。この乾燥機のお気に入りのポイントは…?

妻:
「温かい感じとふわふわな感じが良いですね。全然違いますね」

夫:
「忙しい人とか家事をやる人にとって、時間を他に使えるところが一番メリットです」

 製造販売するのは、名古屋に本社を置く家庭用ガス機器大手のリンナイです。

リンナイ商品開発部・伊藤さん:
「『乾太くん』はガスならではのスピードとパワーが持ち味です。(洗濯物)5キロを52分で乾かすスピードです」

 ガスの火力で一気に洗濯物が乾き「家事の負担が減る」と今売れに売れていて、昨年度の販売台数は前の年を2割上回る、過去最高のおよそ5万台となりました。

 2月に開かれた乾太くんの説明会。参加したのは総合住宅メーカー・大和ハウス工業の営業担当者です。分譲住宅の一部の物件に魅力をアップさせる設備として乾太くんを導入したのです。

 その実力を証明するためリンナイが行ったのが、洗濯機についた乾燥機能と乾太くんの「対決」。

 洗濯機から取り出したばかりの濡れたタオルを、それぞれに入れて1時間でどれだけ乾かせるかを競うと…。

参加者:
「ふわふわに乾いています」
「全然臭くない」
「触り心地はすごくいいです。洗濯機の方は濡れています」

 洗濯機で乾かしたタオルがまだ水気を含んでいた一方で、乾太くんで乾燥させたタオルはふんわりと仕上がっていました。

 実は乾太くんが発売されたのは、今から28年前の1992年。

 最初から順調だったわけではなく、ガス管などが邪魔になり、家庭に設置しにくいなどの理由で販売台数は伸び悩んでいました。しかし…。

リンナイ 伊藤さん:
「沖縄県で『乾太くん』がヒットしまして。スコールがあったりとか、台風があったりして、もともと洗濯や乾燥に困っていたという背景もあります」

 雨が多く洗濯ものが乾きにくい沖縄県で大ヒット。県内の世帯普及率は何と14パーセント。7軒に1軒が使っている計算です。大ヒットのきっかけは、主婦などのSNS。

リンナイ 伊藤さん:
「SNSで『乾太くんがあると家事が楽になったよ』といった声をいただいでおります」

 魅力が全国に拡散し人気者に大化けしたのです。

 リンナイでは、まとめ洗いに対応できる大容量化も視野に改良を進めていて、今年度は7万台の販売を見込んでいます。