警察官の“クラスター”発生の恐れも…愛知県庁・愛知県警で新型コロナ相次ぎ確認 4月採用の看護師も

2日、愛知県の職員で初めて新型コロナウイルスの感染が確認されました。感染したのはこの4月に配属されたばかりの新人看護師でした。また、これまでに3人の感染者が出ている愛知県警では、警察官56人が自宅待機となるなど新たなクラスターの懸念も。
愛知県の担当者:
「愛知県職員1名が、2020年4月2日に新型コロナウイルスに感染したことが判明しました」
2日、職員の感染が初めて確認された愛知県。感染が確認されたのは4月1日に配属されたばかりの20代の新人職員の男性でした。
担当者:
「看護師という形の採用になります」
男性の配属先は春日井市の医療療育総合センター中央病院。4月1日に看護師として配属されることが決まっていましたが、3月30日から体調不良を訴え、自宅待機していたため、病院に勤務はしていなかったといいます。
担当者:
「アメリカ・グアムですが、旅行に行っております」
実は感染した新人職員の男性、3月1日から4日までアメリカ・グアムへ旅行していました。帰国後の7日に発熱、一度熱は下がったものの味覚や嗅覚の異常が続いたため検査したところ、新型コロナウイルスの陽性と判定されたのです。
このところ相次ぐ海外からの帰国者の感染確認。
愛知県ではヨーロッパやアメリカなどから帰国した16人の感染が確認されています。
一方、新たなクラスターの懸念も出てきました。1日初めて感染者が確認された愛知県警。これまでに20代と30代の男性警察官3人が陽性と判定されています。
3人はいずれも警備部の機動隊所属、名古屋市港区の愛知県武道館で今年1月から剣道と柔道の稽古をしていました。
稽古に参加していた警察官は65人。このうち感染が確認された3人が入院し、愛知県警は濃厚接触した可能性がある警察官56人を自宅待機としています。
また、このうち9人に発熱や咳などの症状があり順次検査を受けるということですが、新たなクラスターの発生が懸念されます。