アクセルとブレーキの踏み間違いなどを防ぐ機能がついた「セーフティ・サポートカー」の体験試乗会が14日、名古屋市緑区で開かれました。

 この試乗会は県内で65歳以上の高齢者の交通死亡事故が増えていることを受けて、愛知県警緑署で開かれ、警察官らが参加した高齢者に「セーフティサポートカー」の安全機能を解説しました。

 サポートカーはセンサーで障害物を認識し、自動でブレーキをかけたり、アクセルとブレーキの踏み間違えによる誤発進を防ぐ機能がついていて、参加者は実際に車に乗って機能を体験しました。

 愛知県警によりますと、県内の今年の交通事故死者数は、14日時点で全国ワーストの81人で、そのうち45人が高齢者ということです。

 愛知県警緑署の竹村賢二署長は、「悲惨な交通事故を1件でも減らし、高齢運転者が当事者にならないためにも安全機能がついたサポートカーへの買い替えを検討してほしい」と話しました。

 7月から県内の65歳以上の高齢者を対象に安全機能がついたサポートカーなどを購入する際、国と県から補助金が支給されます。