三重県では4日、新たに男女11人の感染が確認されました。うち9人は鈴鹿市内の病院に入院している患者で、県はこの病院を6つ目のクラスターとしました。

 新たに感染が確認されたのは、50代から80代までの男女11人です。

 このうち、鈴鹿市の50代から70代の男女9人は「鈴鹿厚生病院」の同じ病棟に入院する患者です。この病院では3日に准看護師の夫婦に新型コロナウイルスの感染が発表されていました。

 この病院の感染者はこれで11人になり、三重県は、病棟内で院内感染が広がった可能性が高いとして、県内6つ目のクラスターとするとともに、残りの入院患者や病院職員105人の検査を進めています。

 また、県内5つ目のクラスターになっていた鈴鹿市の特別養護老人ホーム、「伊勢マリンホーム」でも新たに入所者の男女2人に感染が確認されました。

 緊急警戒宣言が解除された9月に入ってからも、医療機関や社会福祉施設などでの感染が相次いでいることから、鈴木知事は改めて感染防止策の徹底を呼びかけました。