名古屋市営バスの運転手が、車内販売する乗車券などが入った財布を無断で持ち帰り、紛失していたことがわかりました。帰宅途中に立ち寄ったスーパーで置き引き被害にあったとみられています。

 名古屋市交通局によりますと、財布を紛失したのは名古屋市営バス稲西営業所の運転手(49)で、7日午後5時ごろ、勤務を終えて帰宅する際に、車内で販売する乗車券などが入った財布を私物のカバンに入れ持ち帰りました。

 運転手は帰宅途中、自転車のカゴに財布の入ったカバンを入れたままスーパーに立ち寄っていて、買い物を終えて戻るとカバンがなくなっていたということです。

 財布には乗車券のほか、つり銭用の現金などおよそ36000円相当が入っていました。

 乗車券などが入った財布は営業所の保管庫で保管することになっていますが、運転手は「カバンに財布が入ったままであることに気づいたが早く帰りたかった」と話しているということです。

 運転手は置き引き被害にあったとみられ、警察に被害届を提出しています。

 名古屋市交通局は「勤務終了後に財布を保管庫に保管し施錠することを徹底する」としています。