名古屋市立大学は収入が少ない家庭の受験生に対し、入試の受験料を全額免除することを明らかにしました。

 名市大では、収入が少ない家庭を対象に、去年から授業料の免除などを始めていますが、来年度入学の入試については1万7000円の受験料も全額免除する意向を明らかにしました。

 対象となるのは、両親と子供2人の4人世帯の場合、年収が256万円以下の家庭で、受験生は大学の授業料や入学金を減免する国の「高等教育修学支援制度」への申請が必要です。

名古屋市立大学 郡健二郎学長:
「ほんの一瞬のことで、しかもお金のことで志をなくすことのないようにしていただきたい」

 名市大によりますと、授業料の免除の導入は新型コロナの影響で収入が減った家庭が増えたことがきっかけで、東海地方の大学では初めてということです。