2018年、愛知県小牧市の男性職員が、パワハラを受けたことを示すメモを残し自殺した問題で、遺族らがさらなる原因究明と、再発防止に向けた協議を市に申し入れました。

 小牧市では2018年7月、情報システム課の当時30歳の男性職員が自宅で自殺し、市の第三者委員会は去年、上司によるパワハラが自殺につながった可能性が高いと認定しました。

 しかし、調査結果が遺族や弁護士に具体的に説明されていないことなどから、22日、遺族と市職員組合はさらなる原因究明や再発防止に向け、市側と協議する場を設けるよう申し入れ書を提出しました。

 遺族らは今年8月にも同様の申し入れを行っていますが、市側は「既に調査は終了した」として事実上協議を拒否していて、遺族は「市民のためにも真摯に対応してほしい」とコメントしています。