愛知県弥富市の市議会議員がオンブズマン活動を理由に辞職勧告を決議されたことを受け、名古屋市民オンブズマンは「自由に活動が出来ることを確認する決議」をするよう求める請願を提出します。

 弥富市の加藤明由市議は、市議当選前からオンブズマン活動をしていましたが、市役所の新庁舎の建設を巡り、市を相手に損害賠償を求める住民訴訟を起こしたことで、市に経済的負担などを発生させたことを問題視した別の市議から辞職勧告決議を提出され、10月に可決されていました。

 辞職勧告に法的拘束力はありませんが、名古屋市民オンブズマンは「市民行動を制約することになる」として強く反発。弥富市議会に対し「市議が住民監査請求や住民訴訟の提起などを自由に行えることを確認する」決議をするよう求める請願を提出すること決めました。

 名古屋市民オンブズマンは来週この請願を提出しますが、12月の市議会で採択されなかった場合、市を相手取り加藤市議に対する名誉棄損の損害賠償を請求するとしています。