料理宅配サービスの配達員の交通マナーが問題となる中、業界大手のウーバーイーツは、配達員向けに交通安全セミナーを開きました。

愛知県警中署の担当者:
「交通事故というのは誰しも突然起こりうるものです。笑顔で『いってきます』と言った人が、帰りの声が聞こえない」

 名古屋市内で開かれたセミナーには、ウーバーイーツの配達員およそ15人が参加し、愛知県警中署の警察官が自転車での交通ルールを説明したあと、音楽を聴きながらの運転や、ながらスマホに注意するよう呼びかけました。

 また、配達員が実際に宅配バッグを背負い、危険を予測するシミュレーターを体験しました。

参加した配達員:
「歩行者を避けて一回転したとか。普段の配達中でも緊張感を持って、配達していきたいと思いました」

 警察によりますと、信号無視など交通マナーを守らない宅配サービスの配達員がいるなどといった通報が今年に入り増えていて、ウーバーイーツの担当者は「今後も交通安全の啓発をしていきたい」と話していました。