「あいちトリエンナーレ」に代わって再来年開かれる、国際芸術祭「あいち2022」。芸術監督に就任した片岡真実さん(55)が、会見で抱負を語りました。

片岡真実さん:
「県民のための県民による国際芸術祭を目指したい。これまでの『あいちトリエンナーレ』とは異なる、全く自立したものであることをご理解いただきたい」

 名古屋市出身の片岡さんは、森美術館の館長などを務めていて、国内外でキュレーターやディレクターとして活躍している豊富な経験と実績が評価され、芸術監督に抜擢されました。

 17日の会見では、芸術祭の名称を「国際芸術祭『あいち2022』」とすることも正式に発表されました。

 去年のあいちトリエンナーレでは、企画展「表現の不自由展・その後」を巡り混乱が起きたことから、名称を変え新しい体制になったことをアピールする狙いがあり、組織委員会では年度内にコンセプトを決め、作家の選定に入っていきたいとしています。