捨てられたり、迷子になったりした保護猫の飼い主を見つける譲渡会が8日名古屋で開かれました。今回は初めてオンラインで開催。かわいらしい猫たちが次々と紹介されました。

 テーブルの上を自由気ままに歩き回る猫たちがいるのは、オフィスビルに作られた特設スタジオ…。

(リポート)
「さながら番組のセットのような場所で展開してますね」

 11月8日に開かれた保護猫のオンライン譲渡会。ボランティアスタッフがおよそ3時間にわたって紹介し、飼い主になってくれる里親を探します。

ボランティアの女性:
「この子は私が元々活動地域にしていた公園に捨てられていたのではないかと思います」

(リポート)
「可愛らしいネコのバスがセッティングされまして、この中でも譲渡される猫ちゃんたちが集まっています」

 かわいらしいネコの形をしたバス。これまで保護猫の譲渡会は「ネコのバス」が各地を回りバスの中で開かれていましたが、感染防止のため今回初めてオンラインでの開催となりました。

 スタッフが猫の性格や特徴、飼い方のコツなど丁寧に説明します。この日はあわせて40匹を紹介。インターネットを通じて誰でも参加できるため次々とメッセージが届いていました。

 今回、参加した天白区の今井さん(28)。中学生のころ弱っていた捨て猫を保護して飼っていたそうで、再び保護猫を飼うことを決めました。

今井さん:
「殺処分される猫が減ってきてはいるけどゼロではないとう話がありましたので、そういったところに多少でも貢献できれば。こちらもネコが好きですし、うれしいなという気持ちがありますね」

 後日1週間のトライアル期間を経て、猫を迎える環境があると認められると、正式に保護猫が譲られます。

 この譲渡会は、ネスレ日本のペットフード部門などが開催。11月21日と22日、ペットイベントの会場からも配信する予定です。

ネスレ日本の栗田さん:
「今まで譲渡会には足を運ばれなかったような、興味はあってもなかなかそこまで至らなかった方にも、オンラインというかたちで多くの人に知ってもらう機会が作れたのは本当に良かったなと思いまうす」