「祇園精舎の鐘の声…」で知られる平家物語を、琵琶の演奏にあわせ語る「平曲」が27日、熱田神宮に奉納されました。

 平家物語を琵琶の演奏と共に語る伝統芸能「平曲」。名古屋にゆかりがある2曲が27日、熱田神宮に奉納されました。

 奉納された平曲「大臣流罪」の主人公で、平安時代の琵琶の名手・藤原師長。無実の罪で尾張へ流罪となり、その際無事に都に帰れるようにと、熱田神宮に琵琶の演奏を奉納したと伝えられています。

 熱田神宮に平曲が奉納されるのは、1827年以来173年ぶりです。