三重県紀北町では、杯を交わすと水難事故に遭わないという伝統行事「息子の酒」が行われました。

「息子の酒」は江戸時代から300年以上続く行事で、江戸時代の庄屋・湊家の当主がいたずらをするカッパを懲らしめたところ、一族が水の事故に遭わなくなったという言い伝えから始まりました。

 当主と杯を交わして「親子」となれば水難事故に遭わないとされ、紀北町長島の湊家では11日、13代当主の湊章男さん(88)と0歳から2歳の男の子4人が杯を交わしました。

 その後、湊さんから湊家との縁組の証となる扇子が手渡されました。