新型コロナのワクチン接種が始まる中、岐阜県笠松町の病院では、安全に効率よくワクチンを接種をするための訓練が行われました。その方法はドライブイン方式です。

 岐阜県笠松町の松波総合病院。駐車場で行われていたのは「ドライブイン」方式のワクチン接種訓練です。

 接種を受ける人は、車で立体駐車場に入りそのまま待機。車の窓には、接触を減らすためのビニールカーテンを取り付けます。

 そして問診を終えると…。

(リポート)
「接種者が腕を出し消毒した後、看護師がビニールから手を入れる形で注射します」

 接種を受けた人は、そのまま車で待機。アナフィラキシーショックなどの副反応がでないか、接種後15分間で3回チェックを行います。

羽島群医師会の市橋理事:
「最初なのでいろいろと流れが不十分なところもあるかもしれないですけど、やれるんじゃないかという感じはします。全ての人がなるべく接触しない、ソーシャルディスタンスの中でワクチンを打つというのは、一つのチャレンジでもあるので、こういう形でできればいいんじゃないかなと」

 ドライブイン方式は、会場が『密』になることを防げるほか、接種にかかる時間を短縮することが期待されていて、笠松町は集団接種とあわせてドライブイン方式を導入する予定です。