愛知県の大村知事に対するリコール運動を巡り、アルバイトが署名を偽造したとされる問題で、提出された署名には既に死亡している人の署名が8000以上含まれていたことがわかりました。

 大村知事に対するリコール運動を巡っては、県の選挙管理委員会の調査で、提出されたおよそ43万5000人分の署名のうち8割以上が無効とされ、運動を主導した団体の関係者が名古屋の広告関連会社に対し、アルバイトを集め署名を偽造するよう発注したとみられています。

 その後の関係者への取材で、提出された署名には、既に亡くなった人の署名が8000以上含まれていたことが新たにわかりました。古い名簿や資料から大規模に書き写しが行われたとみられます。

 この問題を巡っては、愛知県警が地方自治法違反の疑いで捜査を進めていますが、団体の代表を務める高須クリニックの高須克弥院長や、運動を支援した河村市長らは関与を否定しています。