愛知県の大村知事へのリコール運動を巡りアルバイトが署名を偽造した事件。リコール団体の幹部が広告関連会社に偽造を依頼したとされる発注書を返還するよう求めていたことが分かりました。

 大村知事へのリコール運動を巡っては、県の選挙管理委員会の調査で提出された署名のうち8割以上に無効の疑いがあるとされ、リコール団体の関係者が名古屋の広告関連会社にアルバイトを集め、署名を偽造するよう発注したとみられています。

 発注書の日付は署名集めの期限の直前となる去年10月19日で、額はおよそ470万円。リコール団体の幹部のものとみられる署名と捺印もあったとみられています。

 その後の関係者への取材で、今年に入りリコール団体の幹部が広告関連会社に対し「返してほしい。あれがなければ大丈夫」などと言って、発注書を返還するよう求めていたことが新たに分かりました。

 幹部に不正の認識があったとみられ、広告関連会社側は返還に応じず、愛知県警に発注書を任意で提出したということです。

 一方、リコール団体の事務局長・田中孝博元県議会議員は不正への関与を否定しています。

 愛知県警は24日から進めていた全ての署名簿の差し押さえを終え、事件の全容解明を進める方針です。