南海トラフ巨大地震の際、広い範囲で津波や液状化の被害の恐れがある愛知県の飛島村や蟹江町。有事に備えて、警察が地元の運送会社と協定を結びました。

 愛知県警蟹江署は9日、地元の運送会社2社と協定を結び、南海トラフ巨大地震など災害時に、運送会社が持つクレーン付きのトラックを救助活動に使うことで合意しました。

 早速9日に訓練が行われ、浸水現場に救助に向かうため、蟹江署でボートをトラックに載せるまでの手順を確認しました。

 災害時にクレーン付きトラックを使うことで道路に散乱しているガレキの撤去ができ、浸水現場ではクレーンを使ってボートを下ろし救助活動にあたります。

愛知県警蟹江署の小竹署長:
「素早くボートを設置したり使えるようにするためには、どうしても協力いただかなければいけない」